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萩原麻由子がUCI1.1 レースで2戦連続3位入賞

レース

5月30日 Grand Prix de Plumelec-Morbihan Dames 108km 

レース結果 

1 GUTIERREZ RUIZ Sheyla LOINTEK TEAM U23 

2 BIDEAU Sandrine DN-TEAM FEMININ REGION CENTRE

3 HAGIWARA Mayuko WIGGLE HONDA 

萩原麻由子のコメント:絶好の勝機を逃してしまいました。小規模とは言えどもやはり優勝は難しいと感じました。明日こそがビックレースで正直完走できるか分かりませんが、今日のこともあるので、しっかり働けるよう頑張ってきます!

 
 

Day2 Peloton:このあと少人数に絞られた集団から3名の逃げに加わった。

 

5月31日

Gooik-Geraardsbergen-Gooik 138km

レース結果 

1. Gracie Elvin (Orica-AIS)

2. Ellen van Dijk (Boels-Dolmans)

3. Mayuko Hagiwara (Wiggle Honda)

 

萩原はレース後、フランス・ブルターニュ地方からベルギーへ800kmの車移動をこなし、ベルギーのレースに参戦した。

この大会は、ミュールバンヘラズベルゲンやボスベルグなど過去にプロのフランドル1周で使われた石畳の激坂を通過するクラシックレース。激坂を通過した後の集団は23名に絞られ、ラスト25kmでは Emma Johansson (Orica-AIS),、Katarzyna Niewiadoma (Rabobank-Liv) 、Elisa Longo Borghini (Wiggle Honda)等の有力メンバーの3名が抜け出すが集団に吸収。Gooikのゴール周回に入ってからGracie Elvin (Orica-AIS)、 Ellen van Dijk (Boels-Dolmans)萩原麻由子 (Wiggle Honda)がアタックに成功し、最後まで逃げ切った。最後は3名によるスプリントとなり萩原が3位に入賞した。

 

Day2 Podium:左のエレン・バンデイクはタイムトライアルを得意とし2013年世界選手権・個人タイムトライアルにて優勝している。

 

萩原麻由子のコメント:2日とも、展開に乗れた結果でありました。そこでの3位は自分のこれからの課題だと思っています。

連日チームのエースの勝利を中心にレースを組み立てています。しかしエースは当然マークが厳しくなるため、その裏を突いた展開の流れに乗れての今回の結果でした。「強いチームに所属しているから」ならではの展開であったとおもいます。

チームの動き、キャプテンの指示は常に的確でした。こういった素晴らしい選手と共に働け、学べる環境は、自分にとって宝物であり、より学べるよう成長していきたいと思っています。

中でも2つ目の3位、Belgium/ Gooik でのレースは、最終局面で有力選手から付切れし、自分のチームが乗っていない有力な逃げを逃してしまいあわや大惨事を迎えるところでしたが、一周10キロをかけ単独で追いつけたことは今後の自信に繋がりました。

来週はアメリカ・フィラデルフィアでのW杯参戦予定です。チームの勝利に貢献できるよう、しっかり準備して臨みたいと思います」

 

Day2 Syukuhuku:ゴール後、チームメイトの祝福を受ける萩原。

 

橋川健氏から見た今回の成績:

欧州に来て壁にぶつかり厳しい思いをしている日本人選手は多いと思う。萩原選手は欧州のチームに移籍して今年で3年目。国内で敵無しであった彼女が欧州で壁にぶつかり、乗り越えている姿は今の男子選手にも大きな希望となり目標となると思います。

昨年はジロの山岳ステージで区間3位など「力勝負」で結果を残していたように感じていたが、今回のレースはテクニック、スピード、判断力等、駆け引きやテクニックを含めた総合的な力による結果であり、大きなステップアップを感じました。今後、オリンピックや世界選手権などのビッグイベントも含め今後のレースでも期待しています。

 

ウィグル・ホンダ プロサイクリングチーム http://wigglehonda.com/the-team/