【GIRO速報】中級山岳のジロ第9ステージはティラロンゴが逃げ切り優勝!/石橋が途中リタイア
第98回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、5月17日にベネベントからサンジョルジョ・デル・サンニオまでの215kmで第9ステージを競い、地元イタリアのパオロ・ティラロンゴ(アスタナ)が逃げ切り、2011年、2012年につづいて3度目の区間優勝を果たした。
メイングループでは残り13km地点で新人賞のマリア・ビアンカを着たファビオ・アルー(アスタナ)がアタック。マリア・ローザのアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)、リッチー・ポート(チームスカイ)、ミケル・ランダ(アスタナ)は付いて行けたが、リゴベルト・ウラン(エティックス・クイックステップ)は遅れを取ってしまった。
アルーはゴール目前でふたたびアタックし、コンタドールに1秒差を付けてゴールに飛び込んだ。これで2人の総合でのタイム差は3秒になった。
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日本の石橋学(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)は、このステージを途中でリタイア。初のグランツール挑戦は折り返し地点にもたどり着けずに終わる厳しい結果となったが、この苦い経験を糧にさらに成長してほしいものだ。(写真は第6ステージ)
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5月18日は今年のジロで最初の休養日となる。2週目からはイタリア半島を北上するルートになり、19日はチビタノーバ・マルケからフォルリまでの200kmで平坦な第10ステージが行なわれる。
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■第9ステージ結果
[5月17日/ベネベント~サンジョルジョ・デル・サンニオ/215km]
1 パオロ・ティラロンゴ(アスタナ/イタリア)5時間50分31秒
2 スティーブン・クルイスウエイク(ロトNL・ユンボ/オランダ)+21秒
3 シモン・ゲシュケ(ジャイアント・アルペシン/ドイツ)+23秒
4 アマエル・モワナール(BMC/フランス)+23秒
5 ヘスス・エラダ(モビスター/スペイン)+23秒
6 カルロス・ベタンクール(AG2R/コロンビア)+23秒
7 トムイェルテ・スラフテル(キャノンデール・ガーミン/オランダ)+23秒
8 ケニー・エリソンド(FDJ/フランス)+23秒
9 ライダー・ヘシェダール(キャノンデール・ガーミン/カナダ)+27秒
10 ファビオ・アルー(アスタナ/イタリア)+56秒
11 アルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ/スペイン)+57秒
12 リッチー・ポート(チームスカイ/オーストラリア)+57秒
163 別府史之(トレック/日本)+23分42秒
DNF 石橋学(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/日本)
■第9ステージまでの総合成績
1 アルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ/スペイン)38時間31分35秒
2 ファビオ・アルー(アスタナ/イタリア)+3秒
3 リッチー・ポート(チームスカイ/オーストラリア)+22秒
4 ミケル・ランダ(アスタナ/スペイン)+46秒
5 ダリオ・カタルド(アスタナ/イタリア)+1分16秒
6 ロマン・クロイツィーゲル(ティンコフ・サクソ/チェコ)+1分46秒
7 ジョバンニ・ビスコンティ(モビスター/イタリア)+2分02秒
8 リゴベルト・ウラン(エティックス・クイックステップ/コロンビア)+2分10秒
9 ダミアーノ・カルーゾ(BMC/イタリア)+2分20秒
10 アンドレイ・アマドール(モビスター/コスタリカ)+2分24秒
14 ダミアーノ・クネゴ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/イタリア)+3分10秒
145 別府史之(トレック/日本)+1時間46分48秒
[各賞]
■ポイント賞(マリア・ロッサ):エリア・ビビアーニ(チームスカイ/イタリア)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):シモン・ゲシュケ(ジャイアント・アルペシン/ドイツ)
■新人賞(マリア・ビアンカ):ファビオ・アルー(アスタナ/イタリア)
(http://www.gazzetta.it/Giroditalia/2015/it/)