ツアー・オブ・フレンドシップ第2ステージ:ニールプライドジャパンチーム参戦レポート
初日のTTにつづいて、第2ステージはオフィシャルホテルになっているNonghaburi Palace Hotelから、バンコクの郊外のWoonsen Tah Reoまでの120kmのコース。最初の20kmはパレード走行だ。
今日からは複数のカテゴリーが混ざってスタートしていく。自分がエントリーしている30代クラスに加えて、50代クラスも同時にスタート。
まず市街地から郊外を目指すルートが、なんと高速道路を利用! もし日本で高速道路のレースとなれば全面通行止めにして行なうところだが、TOFで規制がかかっているのはプロトンのまわりのみ!
3車線あるうちの左側2車線(タイは日本と同じ左側通行の国)を走り、3車線目は一般車がばんばん追い抜いていった。それをコントロールするのは、警察のバイク。適宜サイレンを鳴らしながら、ときにクルマをどけ、ときにライダーをどける。
その臨機応変な対応と、行動力は神業だ。一般道との合流地点も、バイクが先回りしてしっかりとブロックしているので、問題なくレースは進んでいく。
速度は常に時速40km前後。ほぼ直線の道路で街と街をつなぎ、街中で少しカーブが出てくるだけのシンプルなコースなので、大きなトラブルもなくレースは進行していく。
スタート時点ですでに気温30度C。天気予報では最高気温37度Cという酷暑のなかでのレースになるため、水分補給が欠かせない。
幸いにして大会主催者が、ペットボトルを満載した給水バイクを走らせてくれていて、常に集団の横にそのバイクが走っている状態。手を上げればボトルを差し出してくれる。
口でボトルのキャップをあけて、水を飲んだり、あたまからかぶったりしながら乗り切った。同じツアーで参加しているチームメイトはもちろん、他のチームから参加している日本人ともボトルの水をシェアし、協力して乗り切る。
途中何度かアタックがかかったが、どれも決まらず。大集団のままフィニッシュへと進んでいく。フィニッシュまでおよそ3km地点(フィニッシュまであと何kmという表示が一切ない)、集団左側で大きな落車が発生。スピードがあがっていたせいもあり、一台のバイクが集団の中央付近まで飛んでくるほどの大きな衝撃だった。
幸い自分は集団の右側にいたので免れた。「助かった・・・」と思ったのもつかの間、先頭が一気にペースを上げる。なんとか抜け出そうとする選手が数人出るも、なかなか逃がしてはもらえない。
自分も、なにかしてやりたい!なんていうつまらない欲が出て、ラスト2kmを切ったあたり(あとでわかっただけで、そのときは何km残っているかわからなかった)で1人飛び出してみた。
そして逃げが決まった!(笑)というか、相手にされていないともいう。とにかく集団が離れていく。いけるか?と必死でペダルをこぐも、そんなにレースは簡単ではなく、ラスト500mくらいでばっちり集団にパスされましたとさ。
でも、一瞬とはいえ直線を1人で逃げられたのはちょっと快感だった。フィニッシュしてから聞いたのだが、同じツアーで参加している戸田さんが、集団のローテーションを邪魔してくれていたそう。それを生かせなかったと思うと、申し訳ない気持ちになった。
タイム02:59:49 クラス総合でトップから00:01:58遅れの総合40位。
第3ステージは上りが登場する130kmのステージ。今大会最長ステージだ。
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