7/31発売!コルナゴ2014モデル「AC-R 105」新城幸也選手の試乗インプレ
コルナゴ 2014年ニューモデル「AC-R」は、M10を彷彿とさせるボリュームのある外観と同じく、乗り味もM10譲りの小気味良い軽快なフィーリング。フレームの構造はM10が6ピースのパイプをラッピングしフルモノコックのような構造としているのに対し、AC-Rは3ピースのパイプからなる構造とし、M10の高性能な走りを引き継ぎつつ、より魅力的な価格帯を実現した。
AC-R 105(カラー:QTIT ホワイト)
フレームは8サイズ展開。一番小さな420スローピングサイズなら、身長150cm前後の小柄なライダーにぴったり! カラーバリエーションは全4色。Team Europcarが愛用するチームエディションブラックは、カーボンの繊維模様が鮮やかに映えレーシングなイメージとなっている。新しいカラーパターンとなるQTIT(ホワイト)はイタリアのイメージが強く、さわやかで軽快な走りを連想させる。
シマノ・105パーツはブラックバージョンとし、アグレッシブなフレームデザインと相まって精悍なイメージを演出している。この夏の注目モデル、コルナゴ「AC-R 105」は7月31日発売。
AC-R 105(カラー:QTOR ブラック)
モデル名:AC-R 105
完成車価格:29万9250円(税込)
フレーム価格:26万2500円(税込)
サイズ:420S/450S/480S/500S/520S/540S/560S/580S
カラー:QTIT(ホワイト)/QTOR(ブラック)/TEAM B(チームブラック)/TEAM W(チームホワイト)
フレーム:カーボン
フォーク:カーボン
コンポーネント:SHIMANO 105 (FCとBRは56シリーズ)
ホイール:COLNAGO ARTEMIS CW32
発売開始:7月31日
問・エヌビーエス(コルナゴ)http://www.colnago.co.jp/
AC-R 105(カラー:チームブラック)
この「AC-R 105」を6月22日、全日本選手権を翌日に控えたチームヨーロッパカー所属の新城幸也選手が2時間のトレーニングライド後に、大分市内の宿泊ホテル周辺にて試乗レポートしてくれた。
「これはM10ですね!僕はヨーロッパでC59をメインバイクとしながらも、レースによってはM10で走っているんですよ。だからM10の乗り味は良くわかっているんですけど、ものすごい乗り味が似ていて塗装がもし同じだったら気付かずにレースで乗っていたかも(笑)」
「特徴的なのはM10と一緒で踏み出しの軽さ。ピエール・ローランなんかはその軽快な踏み味が大好きでC59ではなくM10を愛用していますが、 それとまったく同じものを感じます。ただM10よりもフレームのしなりが出ているので、初心者をはじめラクに乗りたいなと感じている人に向いているんじゃないでしょうか。」
「AC-Rは今日初めて見ましたが、ダウンチューブなんかはボリュームがあっていかにも走りそうな雰囲気を醸し出していますし、何と言ってもC59と一緒で直線でデザインされたフレームデザインがスピードを感じさせレーシングバイクらしくて格好良いですね。カラーリングも僕が愛用しているチームカラーのC59と同じデザインで親近感が湧くし、カーボンの模様が見えてて高級感があって良いと思います。」
「また乗る機会があれば、いつもレースで使っているBORAとかカーボンホイールで試してみたいです。装着されていたホイールはスポークが多いので振動吸収が良く乗り心地が良いのですが、軽量なカーボンホイールに代えるだけで、もっとこのフレームの素性の良さを引き出せそうな感じがするんですよね。レースで勝ちたい人はM10。週末のロングライドなどを快適に走りたい人はAC-R。M10とAC-Rには共通点が多くあるものの、それぞれの特性がしっかりと味付けされており、また魅力的なラインナップがコルナゴに増えて皆さんは困るでしょうね(笑)」