ニールプライド:2013年ハワイ・アイアンマンで結果を出したTTバイク、バイヤモ
ニールプライドがBNW DesignworksUSAと共同開発した「バイヤモ」は、精密なCFD(数値流体力学)シュミレーション、大規模な風洞実験のみならず、ユナイテッドヘルスケア・プロサイクリングチームのTTスペシャリストからのフィードバックを駆使して設計されている。
一般的な翼断面形状は、狭いヨー角(前方からの0度に近い角度)ではうまく機能するが、タイムトライアルおよび、トライアスロンでライダーが経験する30度までの広いヨー角では効果を発揮しない。
また、従来のエアロチューブにあるような薄く、長く伸びた形状では、脚力のあるライダーのダイナミックな力に耐えるには剛性不足であることは否めない。
ニールプライドが独自に開発したカムテールは、一般的な翼断面形状の後ろ部分をカットした形だが、切り取られた面がまだそこにあるかのように風を引き裂きドラッグを最小限に抑えることができる。この精巧なチューブの後端部は、より広いヨー角での乱気流の発生を抑制し、劇的にエアロダイナミクス性能を向上させる。
ニールプライドのカムテール形状は、他社のタイムトライアルバイクに比べて10%ほど幅広くなっている。 これによって、空気の流れをコントロールして抵抗を軽減し、同時に一般の翼断面形状より60%高い剛性をも実現している。
結果としてプロレベルのレースに必要な、重量に対する十分な剛性にエアロダイナミック性能を合わせ持った、バランスの良いフレームに仕上がっている。
ニールプライド・バイヤモ(フレームセット) 28万円(税別)
サイズ:XS, S, M, L, XL
カラー:BLACK / GREEN / GREY
重量:1280g(Lサイズ56cmフレームのみ)
ニールプライド・バイヤモ アルテグラ 6800 完成車 39万円(税別)
サイズ:XS, S, M, L, XL
重 量:1280g (Lサイズ56cmフレームのみ)
カラー:WHITE / RED / GREY
コンポ:シマノ・アルテグラ 6800
問・トライスポーツ(ニールプライド) http://www.trisports.jp
■2013年ハワイ・アイアンマンにおいて、NEILPRYDE(ニールプライド)のBAYAMO(バイヤモ)で参戦した日本人は2人だけであった。
この2人は、バイクパートで日本人1位と3位に入っている。単なる偶然か? なぜバイヤモだったのか?
3位の八田益之さんによるバイヤモのレポート http://www.trisports.jp/?q=news/node/7105