2014ハンドメイドバイシクル展
毎年この時期に開催されているハンドメイドバイシクルショー。競技用自転車や街乗り用、高齢者や障害をもった人でも使うことができる自転車を、ハンドメイドする工房が一堂に会する展示会だ。今年は27の出展社がそろった。
出展社はそうそうたるメンバー。エム、マキノサイクルファクトリーに絹自転車製作所。今野製作所、アマンダスポーツ、サイクルストアヒロセ、SANO MAGIC、東叡社、ドバッツ・ライノ・ハウス、ナガサワレーシングサイクル、ビチスポーツモリアイ、プロショップタカムラ製作所、細山製作所、マツダ自転車工場、渡辺捷治製作所など、サイクルスポーツ本誌でもおなじみの名門ビルダーたちが自慢の逸品を誇らしげに展示している。
加えて、例年よりも初出店のビルダーが多かったのも今年の特長だ。
フェイスブックアカウントに会場の様子がわかるアルバムをアップしました。
●エクイリブリウムサイクルワークス
東京の品川区に工房を構える。ビルダーはウラジミールス・バラホブスキス氏。ラトビア生まれの彼は、イギリスでバイクのレストアを手がけていたが、自分のバイクを作りたいという思いから、NJS認定ビルダーである大瀧製作所の大瀧氏に師事。昨年末に独立してエクイリブリウムサイクルワークスを立ち上げた。
ツーリング用のバイクから、ロードバイクまで幅広く手がけている。既存のルールは根底にあるが、それにとらわれすぎず、自由に、オーナーの求めるバイクを作り出す。
●BYOBファクトリー
新宿区中落合にある日本初の自転車フレーム製作のためのレンタルスペースだ。読み方はビョブファクトリー。「build your own bikes」の頭文字を取ったもの。自分のバイクを自分の手で作りたいという思いを実現してくれる。まったく知識がない人にイチからフレームの作り方を指導してくれるという。
だいたい7日~8日で完成させることができるとのこと。いきなりフレームを作るのは不安・・・という人にはステム製作コースもある。
●山音製輪所
名門工房「東叡社」で働いていた尾坂 允氏が独立し、立ち上げたのが山音製輪所だ。神奈川県厚木市に工房を構える。
フレームはもちろん、オリジナルバッグの製造や、キャリアの製作もオーダーすることができる
フレームビルダーに加えて、パーツメーカーも出展。
●近藤機械製作所
非常に高い観点性能を誇るハブを発売し、自転車界の注目を集めたゴキソハブを生み出す近藤機械製作所も出展。ハブに続いて、新製品のBBも展示していた。
ベアリング屋として、同社の考える理想的なBBを生み出すために、クランクシャフトは四角テーパーだ。
シマノ、カンパニョーロ、スラムのクランクシャフトとクランクが一体となったモデルには対応していない。
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