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アイゼルがバリスタに挑戦! ラファモバイルサイクルクラブ・ローンチ発表会
レース
2015.10.15
カフェ設備をそなえた移動販売車両の『モバイルサイクルクラブ』は、すでに5月のツアー・オブ・ジャパンで外装のみ披露されていたので、会場で目にしたファンも多いはずだ。
もともとは移動図書館だった車両を改造して作られ、什器のデザインは建築界気鋭のTORAFU ARCHITECTSが担当している。カフェ用に積み込まれているエスプレッソマシンはラ・マルゾッコ社の本格モデルで、豆はALLPRESS ESPRESSOのものを使用している。
『モバイルサイクルクラブ』は、各地のサイクリングイベントや地方都市のライドロケーションを訪れ、現地でカフェ&テーブルをオープンし、ライドのミーティングスポットになることを目指している。
そこにサイクリストたちが集い、情報交換をし、ともに走れるようにつなぐ『動くサイクリングハブ』になるわけだ。ラファはこれまでにもビッグイベントに合わせて期間限定でポップアップストアをオープンしていたが、『モバイルサイクルクラブ』が導入されれば、さらにフットワークも軽くなるだろう。
ジャパンカップの後、年内の出店予定は野辺山シクロクロスのみだが、来年は札幌、北陸、九州、しまなみなど、全国各地を訪問する予定だ。
チームスカイがラファモバイルサイクルクラブを体験!
ラファモバイルサイクルクラブのローンチ発表会には、ジャパンカップで来日中のチームスカイ(英国)も出席し、自慢のエスプレッソをいち早く味わった。バリスタとしてそのエスプレッソを入れたのは、何とバーニーの愛称で知られる人気選手、ベルンハルト・アイゼル(オーストリア)だった!
チームスカイは今回、4選手が来日。8月からのスタジエール(見習い選手)で、来季からは正式にチームの一員になることが決まっているアレックス・ピーターズ(英国)は、残念ながら病気で来日できなかった。
クリテリウムを狙うのは、昨年優勝したクリストファー・サットン(オーストラリア)の発射台になって3位に入ったベン・スウィフト。コースが短縮した日曜日の本戦も、最後がスプリント勝負になれば彼にチャンスがあるかもしれない。
今回チームの監督として来日している元選手のセルバイス・クナーフェンが日曜日の本戦で期待しているのは、クライマーのセバスティアン・エナオ(コロンビア)だ。「彼は上りに強いし、今とても調子がいいからね」と、彼は語っていた。
ラファモバイルサイクルクラブはジャパンカップのコース近くに出店されるので、自慢のエスプレッソを是非味わってほしい。残念ながらジャパンカップではバーニーがバリスタになる予定はないが、すっかりこの仕事が気に入った彼は「来年のツアー・ダウンアンダーでもラファの手伝いに行くよ」と、宣言していた。
…バーニーはジャパンカップがチームスカイで走る最後のレースになり、来季は南アフリカのチームディメンションデータに移籍する予定なのだが?!