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イノーの来ツールコース生解説! Jスポーツ主催さいたまクリテリウム前夜イベント
イベント
2015.10.24
2016年もツール・ド・フランスのコースは厳しい
発表されたばかりの2016年のツール・ド・フランスコース。史上初めてモンサンミッシェルがグランデパールに選ばれ、2回の個人タイムトライアルと、初の試みとなるアンドラへの頂上ゴール。そして「死の山」モンバントゥへの頂上ゴールも設定されている。総距離3519kmの闘いだ。
同レース5回の総合優勝を成し遂げたベルナール・イノー氏によるコース解説。そして新城幸也、別府史之から意気込みが語られた。
ベルナール・イノー「どこで勝負するかって?2カ所だ」
どこで勝負するかって?2カ所だ。2つのTTだね。とはいえ、コース全体で手を抜けるところはないようにコースをレイアウトしている。デュランまでは平たん。風との闘いになる。風を味方にできるのかそうでないかがキーになる。
近年、フランス人で総合争いに絡める選手がいないことについて? 進歩していると思うし、年を追うごとに成長するだろう。2016年のコースに必要なのは負けることを恐れずに攻撃することだ。大敗してでも勇敢なアタックをしてほしい。区間賞なのか、総合優勝を狙うのかという選択が必要になる。
優勝予想については、まだ出場選手が決まっていないのでなんとも言えないが。もし出場したことを前提とするならクリス・フルーム、ナイロ・キンタナ、アルベルト・コンタドールだ。ヴィンチェンツォ・ニバリはジロにコンディションを合わせるかもしれないですね。この3人がスタートラインに立ったらフランス人の総合優勝は難しいだろう。フランス人が勝つためには最初から全力でアタックする必要がある。ヴォクレールが活躍した年がそうだったように。
別府史之「家族の前で活躍する姿を見せたい」
新城幸也「相性のいいリムザンのステージがあるのがうれしい」
来年からはランプレ・メリダというイタリアチームに移籍するので、イタリア語を勉強しないといけないと思っています。イノーさんがフランス語ができるならイタリア語はすぐできるよと言ってもらえたので大丈夫かな?(笑)
ランプレ・メリダにいるモデュイさんとはブイグテレコム時代に1年間お世話になった。今回の移籍でもそう。そういう人がチームにいるというのは心強いですね。レースについてはジロ、ツール、ブエルタの3大グランツールを同年で出てみたいという思いがあります。
さいたまクリテリウム出場選手による「さいたまクイズ王選手権」!?
判定は会場にいるファンからの拍手の多さで判定され、優勝したのはデゲンコルプ。ホアキンは「プリート」の愛称のとおり葉巻をくわえたちょい悪ヌゥを。幼稚園ぶりに絵を描いたというバルデは、自身の作品の出来に恥ずかしがりながらも楽しんでいた様子。フルームは……、いちばん真剣に取り組んでいた。
優勝したデゲンコルプは「初めてきた日本のレースを楽しみたいと思ている。今日盛り上げてくれたように明日もぜひ盛り上げてほしい! ツールで活躍できなかった分、さいたまではいいスプリントを見せたい」と語った。