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日本からキナンサイクリングチームも参戦! ボルタ・ア・バレンシアナ最終ステージ

レース
ボルタ・ア・バレンシアナ最終日の第5ステージは、バレンシア州の州都・バレンシア市をスタートしてバレンシア市に戻るコース。最後は市内中心部に設定された2.2kmのサーキットコースを周回する。当初はサーキットコースを10周してゴールする事になっていたが5周に変更され、全体の距離も120.6kmから105.7kmに短縮。そのため、平均スピードが47.577kmというハイスピードなレースとなった。
 
 
バレンシア市内をパレード走行。先頭には中西重智の姿
バレンシア市内をパレード走行。先頭には中西重智の姿
バレンシア市の中心にあるサンタマリア大聖堂前を行く集団
バレンシア市の中心にあるサンタマリア大聖堂前を行く集団


市内をパレード走行したのち、リアルスタートが切られるとハイスピードな時間が長く続き、ちぎれて遅れる選手が続出。逃げを容認してゆったりと展開してきた第4ステージまでとは全く異なる展開となる。これによりプロコンチネンタルチーム以下の選手がふるいにかけられ、バレンシア市内に戻ってくる頃には、メイン集団を構成するのはトップチームのメンバーがほとんどになる。
 
サーキットコースに入ってもハイスピードな展開は変わらず、逃げが発生してもすぐに捕まる事を繰り返す。集団スプリントでの勝負が予想される中、最後に抜け出したステイン・ファンデンベルフ(エティックス・クイックステップ)が優勝。リーダージャージのウォウター・プールス(チームスカイ)はメイン集団でゴールし、総合優勝を確定させた。
 
キナンサイクリングチームは、最終日にして欧州レースの洗礼を受けた形となり、ゴール出来たのは約1分遅れのグルペットにいたマルコス・ガルシアとジャイ・クロフォードの2人のみ。阿曽圭佑と中西重智は途中リタイアに終わり、ウェズリー・サルツバーガーと伊丹健治、野中竜馬は完走扱いとなった。

レース後、野中は「自分が予想していた以上にレベルの違いを痛感した5日間でした。この経験を日本でのレースに活かせるようにしないといけないと思います」と、5日間を振り返った。

 
リーダージャージを守り切ったチームスカイがチーム総合成績でも優勝
リーダージャージを守り切ったチームスカイがチーム総合成績でも優勝
最終日の出走サインをするキナンサイクリングチームのメンバー
最終日の出走サインをするキナンサイクリングチームのメンバー


Volta a la Comunitat Valenciana 2016(UCI Europe Tour 2.1 2月3~7日)
2016.2.7 第5ステージ バレンシア-バレンシア 105.7km
 
<第5ステージ結果>
1位 ステイン・ファンデンベルフ(エティックス・クイックステップ) 2時間12分25秒
2位 デイラン・ゴーネウィン(ロットNLユンボ) +0秒
3位 レイモンド・クレデル(ルームポット)
4位 ナセル・ブアニ (コフィディス)
5位 ヨナス・ファンヘネヒテン(IAMサイクリング)
6位 アレクサンドル・ポルセフ(カチューシャ)
 
113位 マルコス・ガルシア +1分16秒
117位 ジャイ・クロフォード +1分16秒
128位 ウェズリー・サルツバーガー +3分
168位 伊丹健治 +3分
178位 野中竜馬 +3分
DNF 阿曽圭佑
DNF 中西重智
 
<総合時間順位>
1位 ウォウター・プールス(チームスカイ) 14時間15分51秒
2位 ルイス・レオン・サンチェス(アスタナ) +46秒
3位 ベナト・インチャウスティ(チームスカイ) +56秒
4位 ヨン・イサギーレ(モビスター) +1分1秒
5位 ハビエル・モレーノ(モビスター) +1分10秒
6位 ファビオ・アル(アスタナ) +1分26秒
 
53位 ジャイ・クロフォード +6分28秒
70位 マルコス・ガルシア +10分19秒
118位 ウェズリー・サルツバーガー +22分06秒
177位 伊丹健治 +45分15秒
178位 野中竜馬 +46分8秒
DNF 阿曽圭佑
DNF 中西重智
 
問・キナンサイクリングチーム http://kinan-cycling.com