ジロ第４ステージで地元イタリアのウリッシが逃げ切り優勝！　ドゥムランがマリア・ローザに返り咲き

 
オランダで開幕した第99回ジロ・デ・イタリア（ＵＣＩワールドツアー）は、イタリア南部へと移動し、５月１０日にカタンザーロからプライラ・ア・マーレまでの200kmでカテゴリー３の峠越えが第４ステージを競い、ディエゴ・ウリッシ（ランプレ・メリダ）が逃げ切って区間優勝してイタリアに今大会最初の勝利をもたらした。

メイン集団はオランダのトム・ドゥムラン（ジャイアント・アルペシン）とスティーブン・クルイスウエイク（チームロトＮＬ・ユンボ）がわずかに抜け出してゴール。マリア・ローザのマルセル・キッテル（エティックス・クイックステップ）は８分以上遅れてゴールしたため、ドゥムランがふたたび総合首位の座に返り咲いた。

ジロに初出場中の山本元喜（ＮＩＰＰＯ・ヴィーニファンティーニ）は、16分12秒遅れの最終集団でゴールしている。

ウリッシは終盤にメイン集団から抜け出したグループから、ゴールまで残り９kmにあった上り坂でアタックし、独走でゴールまで逃げ切った。「去年と同じように、ボクたちのチームの目標はジロで少なくとも１ステージは勝つことだった。ボクたちは４日目にそれをもうやり遂げたよ」と、彼は喜びを語っている。

マリア・ローザを取り戻したドゥムランは「終盤はキツいだろうと知っていたが、それがキッテルにとってどれ位キツいのかはわからなかった。ボクのチームはマリア・ローザをもう一度望んでいた。今朝、スタート前にキッテルが周囲からもてはやされるのを見て、イタリアでマリア・ローザでいることの意味に気がついた。明日はボクの番さ」と、喜んでいた。
 
この日は２ヶ所あったカテゴリー３の山岳ポイントの１つを先頭で通過したイタリアのダミアーノ・クネゴ（ＮＩＰＰＯ・ヴィーニファンティーニ）が山岳賞のマリア・アッズーラを獲得した。
　
 

 
■第４ステージ結果［５月10日／カタンザーロ～プライラ・ア・マーレ ／200km］
１ ディエゴ・ウリッシ（ランプレ・メリダ）4時間46分51秒
２ トム・ドゥムラン（ジャイアント・アルペシン／オランダ）+5秒
３ スティーブン・クルイスウエイク（チームロトＮＬ・ユンボ／オランダ）+5秒
４ アレハンドロ・バルベルデ（モビスター／スペイン）+6秒
５ ジャンルーカ・ブランビッラ（エティックス・クイックステップ／イタリア）+6秒
６ ビンチェンツォ・ニーバリ（アスタナ／イタリア）+6秒
７ イルヌール・ザカリン（カチューシャ／ロシア）+6秒
８ マッテーオ・ブザート（ウィリエール・サウスイースト／イタリア）+6秒
９ エステバン・チャベス（オリカ・グリーンエッジ／コロンビア）+6秒
10 ニコラス・ローチ（チームスカイ／アイルランド）+6秒
20 ミケル・ランダ（チームスカイ）+6秒
142 マルセル・キッテル（エティックス・クイックステップ／ドイツ）+8分10秒
194 山本元喜（ＮＩＰＰＯ・ヴィーニファンティーニ／日本）+16分12秒
■第４ステージまでの総合成績
１ トム・ドゥムラン（ジャイアント・アルペシン／オランダ）14時間00分09秒
２ ボブ・ユンゲルス（エティックス・クイックステップ／ルクセンブルク）+20秒
３ ディエゴ・ウリッシ（ランプレ・メリダ）+20秒
４ スティーブン・クルイスウエイク（チームロトＮＬ・ユンボ／オランダ）+24秒
５ ゲオルグ・プライドラー（ジャイアント・アルペシン／オーストリア）+24秒
６ ビンチェンツォ・ニーバリ（アスタナ／イタリア）+26秒
７ アレハンドロ・バルベルデ（モビスター／スペイン）+31秒
８ ヤコブ・フグルサン（アスタナ／デンマーク）+35秒
９ ニコラス・ローチ（チームスカイ／アイルランド）+37秒
10 エステバン・チャベス（オリカ・グリーンエッジ／コロンビア）+37秒
11 イルヌール・ザカリン（カチューシャ／ロシア）+39秒
12 リゴベルト・ウラン（キャノンデール／コロンビア）+40秒
13 ラファウ・マイカ（ティンコフ／ポーランド）+45秒
16 ミケル・ランダ（チームスカイ）+47秒
190 山本元喜（ＮＩＰＰＯ・ヴィーニファンティーニ／日本）+25分22秒
［各賞］
■ポイント賞（マリア・ロッサ）：マルセル・キッテル（エティックス・クイックステップ／ドイツ）
■山岳賞（マリア・アッズーラ）：ダミアーノ・クネゴ（ＮＩＰＰＯ・ヴィーニファンティーニ／イタリア）
■新人賞（マリア・ビアンカ）：ボブ・ユンゲルス（エティックス・クイックステップ／ルクセンブルク）
 

Stage 4 - Highlights 投稿者 giroditalia