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クリテリウム・デュ・ドーフィネは頂上ゴールの第5ステージをフルームが制してマイヨ・ジョーヌ獲得
レース
2016.06.11
第68回クリテリウム・デュ・ドーフィネ(UCIワールドツアー)は、6月10日にラ・ラボワールをスタートし標高1223メートルでカテゴリー2のボジャニ山頂にゴールする140kmの第5ステージを競い、英国のクリストファー・フルーム(チームスカイ)が、オーストラリアのリッチー・ポート(BMC)と一騎打ちのゴール勝負を制して区間優勝した。
マイヨ・ジョーヌを着たスペインのアルベルト・コンタドール(ティンコフ)は、フルームよりも21秒遅れでゴール。ディフェンディング・チャンピオンのフルームが残り2ステージを残して総合首位に立ち、マイヨ・ジョーヌを獲得した。
精鋭グループから残り2.6kmでフルームがアタックしたとき、マイヨ・ジョーヌのコンタドールは反応したが、付いていくことはできなかった。元チームメートのポートだけがフルームを追走できたのだが、ゴール勝負では刃が立たなかった。
■区間優勝して総合首位になったフルームのコメント「素晴らしい気分だ。ツール・ド・フランスの前にレースで勝つのは、いつも良いことだ。僕を最後の上りでいい位置に置くために、チームはとても良い走りをしてくれた。彼らは完璧にセットしてくれた。
「ポートは僕に付き従うことができた。こんな短い上り坂でコンタドールにタイム差を付けられるとは思っていなかったよ。でも、過去の経験から言って、彼は決してギブアップしないと知っている。明日はどうなるか様子を見よう。明日も厳しいステージが残っているから、まだドーフィネで勝ちが決まったわけではない」
■第5ステージ結果[6月10日/ラ・ラボワール~ボジャニ/140km]
1 クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)3時間32分20秒
2 リッチー・ポート(BMC/オーストラリア)+1秒
3 アダム・イエーツ(オリカ・グリーンエッジ/英国)+19秒
4 ダニエル・マーティン(エティックス・クイックステップ/アイルランド)+19秒
5 アルベルト・コンタドール(ティンコフ/スペイン)+21秒
6 ロマン・バルデ(AG2R・ラモンディアル/フランス)+25秒
7 ピエール・ロラン(キャノンデール/フランス)+27秒
8 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)+27秒
9 ルイ・メインティス(ランプレ・メリダ/南アフリカ)+27秒
10 ジュリアン・アラフィリップ(エティックス・クイックステップ/フランス)+27秒
12 ホアキン・ロドリゲス(カチューシャ/スペイン)+27秒
157 別府史之(トレック・セガフレード/日本)+27分16秒
■第5ステージまでの総合成績
1 クリストファー・フルーム(チームスカイ/英国)21時間24分59秒
2 リッチー・ポート(BMC/オーストラリア)+7秒
3 アルベルト・コンタドール(ティンコフ/スペイン)+27秒
4 ダニエル・マーティン(エティックス・クイックステップ/アイルランド)+37秒
5 ジュリアン・アラフィリップ(エティックス・クイックステップ/フランス)+42秒
6 アダム・イエーツ(オリカ・グリーンエッジ/英国)+52秒
7 ディエゴ・ローザ(アスタナ/イタリア)+1分08秒
8 ダニエル・ナバロ(コフィディス/スペイン)+1分16秒
9 バウケ・モレマ(トレック・セガフレード/オランダ)+1分21秒
10 ルイ・メインティス(ランプレ・メリダ/南アフリカ)+1分27秒
11 ロマン・バルデ(AG2R・ラモンディアル/フランス)+1分34秒
12 ホアキン・ロドリゲス(カチューシャ/スペイン)+1分35秒
13 ピエール・ロラン(キャノンデール/フランス)+1分39秒
152 別府史之(トレック・セガフレード/日本)+55分47秒
[各賞]
■ポイント賞:エドワルド・ボアソンハーゲン(ディメンションデータ/ノルウェー)
■山岳賞:ダニエル・テクレハイマノット(ディメンションデータ/エリトリア)
■新人賞:ジュリアン・アラフィリップ(エティックス・クイックステップ/フランス)
■チーム成績:チームスカイ(米国)
(http://www.letour.fr/criterium-du-dauphine/2016/)