ランプレ・メリダが来季はUAEアブダビになる！ 2017年UCIワールドチーム全18チームが登録完了

国際自転車競技連合（UCI）は12月20日に、ライセンス委員会がUAEアブダビ（アラブ首長国連邦）に対し、２年間のUCIワールドツアー・ライセンスを付与したと発表した。同チームは旧ランプレ・メリダ（イタリア）を引き継ぐチームだ。

これで2017年シーズンのUCIワールドチームは全18チームが登録を完了した。

ランプレ・メリダは当初、中国初のUCIワールドチームになることを目指し、チームTJスポートとしてUCIに申請を出していたが、11月25日に他のチームがUCIワールドツアー・ライセンスを付与された際、まだライセンス委員会の審査が続いていた。

８月下旬に北京でチームマネージャーのジュゼッペ・サロンニとコーディネーターのマウロ・ジャネッティがTJスポーツ・コンサルテーションとプロジェクトの調印式を行った際、チームTJスポートには中国の主要スポンサーが付くと発表されていたが、そのプロジェクトはうまく行かなかったようだ。

まだランプレ・メリダはTJスポートからUAEアブダビに変わった経緯について、正式発表を行っていない。この変更により、来シーズンは中東のUCIワールドチームが２チーム活動することになった。


［ＵＣＩワールドチーム ２０１７（１８チーム）］
AG2R（アージェーデューゼール・ラモンディアール）（フランス）
アスタナ（カザフスタン）
BMCレーシング（米国）
ボーラ・ハンスグローエ（ドイツ）
キャノンデール・ドラパック（米国）
ディメンションデータ（南アフリカ）
クイックステップフロアーズ（ベルギー）
エフデジ（FDJ）（フランス）
ロット・スーダル（ベルギー）
モビスター（スペイン）
オリカ・スコット（オースラトリア）
バーレーン・メリダ（バーレーン）
チームカチューシャ・アルペシン（スイス）
ロットNLユンボ（オランダ）
チームスカイ（英国）
サンウェブ（旧ジャイアント・アルペシン／ドイツ）
UAEアブダビ（旧ランプレ・メリダ／アラブ首長国連邦）
トレック・セガフレード（米国）
　

UCIプロフェッショナルコンチネンタルチームは、イタリアのアンドロニジョカットリが登録を完了した。

ブラジルのフンビックソウルサイクルス・カルフールは、12カ月の間に所属選手が３人ドーピング陽性になり、12月19日に懲罰委員会から55日間の活動停止処分を下された。処分期間は12月19日から来年２月12日までとなる。

そのため、同チームが継続して登録を申請しているチームソウルブラジルプロサイクリングチームのUCIプロフェッショナルコンチネンタルチームへの登録手続きも審査中になっている。ポーランドのベルバアクティブジェットプロサイクリングチームもライセンス委員会が審査中だ。


［ＵＣＩプロフェッショナルコンチネンタルチーム ２０１７（２１チーム）］
アンドロニジョカットリ（イタリア）
アクアブルースポート（アイルランド）
バルディアーニCSF（イタリア）
カハルーラル・セグロスRGA（スペイン）
CCCスプランディ・ポルコウィツェ（ポーランド）
コフィディス・ソルシオンクレディ（フランス）
デルコ・マルセイユKTM（フランス）
ディレクトエネルジー（フランス）
フォルトゥネオ・ヴィタルコンセプト（フランス）
ガスプロム・ルスベロ（ロシア）
イスラエル・サイクリング・アカデミー（イスラエル）
マンサナ・ポルトボン（コロンビア）
NIPPO・ヴィーニファンティーニ（イタリア）
ルームポット・ネダランセロテリ（オランダ）
スポートフラーンデレン・バロワーズ（ベルギー）
ノボノルディスク（米国）
ユナイテッドヘルスケア（米国）
ヴェランダスヴィレムス・クレラン（ベルギー）
ワンティ・グループゴベール（ベルギー）
WBヴェランクラシック・アクア・プロジェクト（旧ワロニー・ブリュッセル／ベルギー）
ウィリエール・トリエスティーナ（旧サウスイースト・ウィリエール／イタリア）
(http://www.uci.ch/)