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ジロ・デ・イタリア第2ステージは集団ゴールスプリントを制したグライペルがマリア・ローザ初獲得
レース
2017.05.07
100回記念大会のジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、5月6日にオルビアからトルトリまでの221kmで中級山岳区間の第2ステージを競い、集団ゴールスプリントでドイツチャンピオンのアンドレ・グライペル(ロット・スーダル)が優勝した。
グライペルはボーナスタイムで総合首位に立ち、34歳で初めてマリア・ローザに袖を通した。彼のジロ・デ・イタリアでの通算区間優勝数はこれで7勝になり、今大会出場者の中で最多になった。
エリトリアのテクレハイマノットが山岳賞ジャージ獲得
サルデーニャ島2日目の第2ステージは195選手が出走。スタートしてすぐにウーカシュ・オフシャン(CCC・ポルサット・ポルコウィチェ)とイリア・コシェヴォイ(ウィリエールトリエスティナ・セッレイタリア)がアタック。シモーネ・アンドレッタ(バルディアーニ・CSF)、ダニエル・テクレハイマノット(チームディメンションデータ)、エフゲニー・シャルノフ(ガスプロム・ルスベロ)が合流した。5人は27km地点で集団に最大6分44秒差を付けて逃げ続けた。
レース後半に入り、カテゴリー2のジェンナ・スラナ峠越えが始まると逃げと集団のタイム差はいっきに縮まった。最後まで先頭を逃げ続けていたテクレハイマノットとシャルノフは、山頂目前で集団に吸収されそうになったが、そこからテクレハイマノットがアタックし、トップで山岳ポイントを通過。山岳賞総合で首位に立った。
カテゴリー2のジェンナ・スラナ峠で逃げが全員吸収された後、下りでネイサン・ハース(チームディメンションデータ)がアタックし、ダビデ・マルティネッリ(クイックステップフロアーズ)が付いていった。しかし、2人はゴールまで残り35.2kmで集団に吸収された。
ゴールまでの下りはバーレーン・メリダが先頭を引き続けた。残り7kmでロシアのイルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン)がパンクに見舞われ、マクシム・ベルコフの自転車を借りてレースを続行。チームメートたちが必死に引いて集団への復帰を目指したが、結局ザカリンは20秒遅れでゴールした。
メイン集団はロット・スーダル、オリカ・スコットがゴールスプリントをお膳立てした後、最初にスパートしたフェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ)とカレブ・イーウェン(オリカ・スコット)が接触し、イーウェンは左脚がペダルから外れて失速。その間にスパートしたグライペルが、難なく勝利を手中に収めた。
第2ステージは向かい風の影響で6時間を超えるレースになり、平均時速は36.298km/hだった。
■マリア・ローザに初めてソデを通したグライペルのコメント「ここは本当にいいコースだ。向かい風のせいで簡単な1日ではなかった。6時間のレースだったが、それも我々には有利だった。さもなければもっとアタックがあっただろう。ジロでまた勝てて誇らしいよ。昨日から僕のために働き続けているチームメートのために勝ててうれしい。この区間優勝とマリア・ローザは彼らのためのものであり、そして今、困難な時にある僕の母のためのものでもある」
5月7日はサルデーニャ島で最後の日になり、トルトリからカーリアリまでの148kmで平坦な第3ステージが行われる。レース開始時間は予定よりも15分早くなると発表されている。
レース後半に入り、カテゴリー2のジェンナ・スラナ峠越えが始まると逃げと集団のタイム差はいっきに縮まった。最後まで先頭を逃げ続けていたテクレハイマノットとシャルノフは、山頂目前で集団に吸収されそうになったが、そこからテクレハイマノットがアタックし、トップで山岳ポイントを通過。山岳賞総合で首位に立った。
カテゴリー2のジェンナ・スラナ峠で逃げが全員吸収された後、下りでネイサン・ハース(チームディメンションデータ)がアタックし、ダビデ・マルティネッリ(クイックステップフロアーズ)が付いていった。しかし、2人はゴールまで残り35.2kmで集団に吸収された。
ゴールまでの下りはバーレーン・メリダが先頭を引き続けた。残り7kmでロシアのイルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン)がパンクに見舞われ、マクシム・ベルコフの自転車を借りてレースを続行。チームメートたちが必死に引いて集団への復帰を目指したが、結局ザカリンは20秒遅れでゴールした。
メイン集団はロット・スーダル、オリカ・スコットがゴールスプリントをお膳立てした後、最初にスパートしたフェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ)とカレブ・イーウェン(オリカ・スコット)が接触し、イーウェンは左脚がペダルから外れて失速。その間にスパートしたグライペルが、難なく勝利を手中に収めた。
第2ステージは向かい風の影響で6時間を超えるレースになり、平均時速は36.298km/hだった。
■マリア・ローザに初めてソデを通したグライペルのコメント「ここは本当にいいコースだ。向かい風のせいで簡単な1日ではなかった。6時間のレースだったが、それも我々には有利だった。さもなければもっとアタックがあっただろう。ジロでまた勝てて誇らしいよ。昨日から僕のために働き続けているチームメートのために勝ててうれしい。この区間優勝とマリア・ローザは彼らのためのものであり、そして今、困難な時にある僕の母のためのものでもある」
5月7日はサルデーニャ島で最後の日になり、トルトリからカーリアリまでの148kmで平坦な第3ステージが行われる。レース開始時間は予定よりも15分早くなると発表されている。
■第2ステージ結果[5月6日/オルビア~トルトリ/221km]
1 アンドレ・グライペル(ロット・スーダル/ドイツ)6時間05分18秒
2 ロベルト・フェラーリ(UAE・チームエミレーツ/イタリア)
3 ヤスペル・ストゥイヴェン (トレック・セガフレード/ベルギー)
4 フェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ/コロンビア)
5 クリスティアン・ズバラーリ(チームディメンションデータ/イタリア)
6 エンリーコ・バッタリーン(チームロットNL・ユンボ/イタリア)
7 ライアン・ギボンズ(チームディメンションデータ/南アフリカ)
8 ゲラント・トーマス(チームスカイ/英国)
9 カレブ・イーウェン(オリカ・スコット/オーストラリア)
10 ルイ・コスタ(UAE・チームエミレーツ/ポルトガル)
101 イルヌール・ザカリン(チームカチューシャ・アルペシン/ロシア)+20秒
■第2ステージまでの総合成績(マリア・ローザ)
1 アンドレ・グライペル(ロット・スーダル/ドイツ)11時間18分39秒
2 ルーカス・ポストルベルガー(ボーラ・ハンスグローエ/オーストリア)+4秒
3 カレブ・イーウェン(オリカ・スコット/オーストラリア)+8秒
4 ロベルト・フェラーリ(UAE・チームエミレーツ/イタリア)+8秒
5 ヤスペル・ストゥイヴェン (トレック・セガフレード/ベルギー)+10秒
6 パヴェル・ブルット(ガスプロム・ルスベロ/ロシア)+12秒
7 クリスティアン・ズバラーリ(チームディメンションデータ/イタリア)+14秒
8 ライアン・ギボンズ(チームディメンションデータ/南アフリカ)+14秒
9 フェルナンド・ガビリア(クイックステップフロアーズ/コロンビア)+14秒
10 エンリーコ・バッタリーン(チームロットNL・ユンボ/イタリア)+14秒
[各賞]
■ポイント賞(マリア・チクラミーノ):アンドレ・グライペル(ロット・スーダル/ドイツ)
(※第3ステージはカレブ・イーウェンが着用)
■山岳賞(マリア・アッズーラ):ダニエル・テクレハイマノット(チームディメンションデータ/エリトリア)
■新人賞(マリア・ビアンカ):ルーカス・ポストルベルガー(ボーラ・ハンスグローエ/オーストリア)
(http://www.giroditalia.it/)
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— Giro d'Italia (@giroditalia) 2017年5月6日
7th Giro win for André Greipel. He is now the most successful among this Giro’s riders, leaving Nibali at 6 #Giro100 pic.twitter.com/Stz854iwPX
— Giro d'Italia (@giroditalia) 2017年5月6日
23 Maglia Rosa for Germany in the history of Giro / 23esima Maglia Rosa per la Germania nella storia del Giro #Giro100 pic.twitter.com/oTl2Uxz9qu
— Giro d'Italia (@giroditalia) 2017年5月6日