ニュース
グエルチョッティの2018年モデルは「エアロ」と「軽量」
新製品
2017.07.27
1964年イタリア・ミラノで創業したグエルチョッティ。現在はポーランドのプロコンチネンタルチーム「CCC・スプランディ・ポルコヴィツェ」や、イタリア、ドイツのシクロクロスナショナルチャンピオンを獲得する選手を有するシクロクロスチームに機材を供給するなど、競技との関係が深いブランドだ。
同社の2018年モデルが国内で発表されたのでその詳細を見ていこう。
同社の2018年モデルが国内で発表されたのでその詳細を見ていこう。
エウレカエアー
トレンドであるエアロロードがグエルチョッティからも登場した。フルカーボン製のフレームは、EPS製法によるモノコックフレームだ。CFD解析によって、空気抵抗を低減する形状を与えられており、独自性のあるスタイルが魅力。フォークの肩からヘッドチューブ、ダウンチューブにかけては流麗なラインを描く。ダウンチューブはカムテール形状になっており、空気抵抗の低減と剛性を確保し、高い直進安定性を狙っているという。
ハンドルとステム、シートポストもフレームと合わせて開発された専用品。ハンドルとステムは別体だが、前後シフトケーブルと、リヤブレーキワイヤはレバーの根元からハンドル、ステム、フレームへと完全に内蔵される。
ヘッドチューブのベアリングサイズは上下とも1.5インチサイズ。これは高いハンドリング性能を実現すると共に、ワイヤ内蔵のためのスペースを確保するという意味もある。ブレーキは前後ダイレクトマウント。リヤはBB下に配置される。
・エウレカエアー
フレームセット価格/40万円(税抜)
サイズ/XS、S、M、L
フレーム重量/1090g
E740 グエルチョッティ史上最軽量ロード
Sサイズのフレーム重量740gを実現したことが車名の由来。同社史上、もっとも軽量なフレームは40HM、30HM、24HMカーボンが素材として使われている。ヘッドパーツサイズは上1-1/8インチ、下1-1/4インチの上下異径タイプ。ハンドリングと軽さのバランスを考え、下ワンには1.5インチよりも小さいサイズのベアリングが採用されている。ヘッドパーツ下ワンのサイズ選択は、各社で違っているポイントだ。
BBはプレスフィットBB86、シートポスト径は27.2mm、前後ブレーキはノーマルキャリパーと各パーツは非常にスタンダードな規格を採用している。体重制限は90kgだ。
・E740
フレームセット価格/32万円(税抜)
サイズ/XXS、XS、S、M
フレーム重量/740g
アルミフレーム「サンシーロ」
ロードバイク入門機としてグエルチョッティが用意したのがサンシーロ。カーボンフォークに、フレームは6061アルミを採用した、定番の設計。パイプ素材が6061であることに加え、径を余り太くしないことによって快適性、安定性を重視板乗り味に仕上げられている。ヘッドチューブは下ワンに1.5インチ径を採用する上下異径だ。
完成車での販売となるが、コンポーネントはシフターからブレーキまでシマノティアグラ、サドルはSMP・ヘル、タイヤはコンチネンタル・ウルトラスポーツ25Cが採用されるという、入門機にありがちな「どこかのパーツで無理に安くしている」感が少ないのも魅力。
サイズは身長140cm代後半から乗れるXXSサイズから用意されている。
・サンシーロ
シマノ・ティアグラ完成車価格/14万5000円
サイズ/XXS、XS、S、M、L
完成車重量/9.4kg