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2018ジロ・デ・イタリアは中東のイスラエルで開幕
レース
2017.09.18
3大ツアーの1つであるジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、来年中東のイスラエルで開幕することが9月18日に正式発表された。3大ツアーがヨーロッパ圏外の国からスタートするのは史上初で、ジロがイタリア国外からスタートするのは13回目となる。
ジロを主催するイタリアのRCSスポルトは、イスラエルの都市エルサレムでこの発表会を行い、ブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)を最後に現役を引退したスペインのアルベルト・コンタドールと、イタリアのイバン・バッソが出席した。
来年のジロの開幕地がイスラエルになるという噂は、7月頃から出始めていたが、10日前にRCSスポルトが発表会をエルサレムで行うという招待メールをメディアに出したことで、その噂が確定した形になった。
第101回大会は、2018年5月4日から27日の日程で行われる。イスラエルでは最初の3ステージが開催され、初日はエルサレムで10.1kmの個人タイムトライアルが行われる。2日目はハイファからテルアビブまでの167km、3日目はベエルシェバからエイラートまでの226kmで、いずれもスプリンター向きのステージだ。
イタリアの自転車競技とイスラエルの接点は、故ジーノ・バルタリ(1914-2000)だ。ユダヤ人がナチスの手から逃れるのを手助けしていたことが没後明らかになり、彼には2013年にイスラエルから「Righteous Among the Nations(諸国民の中の正義の人)賞」が贈られた。エルサレムにあるヤド・バシェム記念館の庭にある名誉の壁には、バルタリの名前が刻まれている。
(http://www.giroditalia.it/eng/)