19世紀初頭に発明家たちのアイディアから「自転車」が生み出されて200年。その歴史とともに自転車は人間の移動の概念を常に革新し続けてきた。
富裕層が楽しむレジャー用の高級品として登場した自転車は、やがて工場での大量生産化とともに大衆の手が届く日用品となり、今日では私たちに最も身近な乗り物となっている。一方、その黎明期から各種の自転車競技会も開催され、世界最高峰の自転車レースとして知られる
ツール・ド・フランスは2013年に開催100回を迎え、世界中から多くのファンを集めた。
近年は、環境にやさしい移動手段としてエコロジーの観点から、またファッションの面でも自転車が注目されており、21世紀においても自転車はさまざまな可能性を秘めていると言える。
印旛沼サイクリングロードが通り、
自転車大国オランダと友好関係にある佐倉市民にとっては、とりわけ愛着のある乗り物。また最近では自転車競技を描いた
漫画「弱虫ペダル」のアニメ版の舞台として、佐倉はアニメファンの聖地ともなっている。
本展「自転車の世紀」では、自転車の様々な側面 ―登場からの歴史、生活、芸術、そして未来の姿など― を紹介し、人々の生活や社会と自転車との密接な関わりを紐解いていく。
佐倉市立美術館
http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/
アクセス
・京成佐倉駅南口より徒歩8分、または、ちばグリーンバス「JR佐倉駅行」か「第三工業団地行」で「佐倉市立美術館」下車すぐ
・JR佐倉駅北口より徒歩20分、または、ちばグリーンバス「京成佐倉駅行」か「田町車庫行」で「二番町」下車すぐ
・東関東自動車道佐倉インターより約5km(無料駐車場あり)