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チームユーラシアIRCタイヤ 2017シーズン活動報告

レース
Team Eurasia - IRC TIRE(チームユーラシア-IRCタイヤ)の欧州での2017レース活動が終了した。

今シーズンはサイクリングアカデミーの活動も含め5つのステージレース、2つのUCIレースなど4カ国で全96レースに参戦。協賛企業、ファン、所属選手の協力により、大きな事故やトラブルもなく無事に終える事ができた。


 


3月シーズン開幕
11日 Meulebekeでのレースで開幕を迎えたが、シーズンオフトレーニングの調整不足があらわになり、3月は厳しいレースが続いた。

4月コンディションの向上
各選手トレーニング内容を見直し基礎的なトレーニングから行い、徐々にコンディションを上げてきた。

4月13日からスタートした5日間のステージレース「アルデンチャレンジ」では最終日に花田が10位入賞。花田を除いた上位9名の中で5名が過去3年以内でコンチネンタルチーム、もしくはプロコンチネンタルチームに所属しており、高いレベルの中で結果を残す事ができた。

 


5月7日
Heuleのレースでは大町健斗がベルギーでトップ10入賞を果たし、コンディションを上げてきた。

6月2~4日
3Days熊野(JBCFエリートツアー)に参戦。最終日に大町 健斗が区間優勝を飾った。
その後はキナンの協力により合宿を行い、全日本選手権に向けて充実したトレーニングを行った。3月からの欧州でのレース活動および本合宿を通し、各選手ワンステップアップ強くなっている事を実感した。

 


6月23~25日 第86回全日本自転車競技選手権大会
6月23日 U23個人TTで優勝を狙って出走した大町健斗だが、結果は13位に終わった。

6月24日 翌日のU23個人ロードレースでは大町健斗ラスト15km、6名の先頭グループに残ったが最終周回に遅れ7位でフィニッシュした。
7位 大町 健斗
20位 花田 聖誠
DNF 瀧山 里玖(50位相当)
DNF 吉岡 拓也(60位相当)
DNF鈴木 史竜(104位相当)
(出走124名)

 
©Hitoshi Omae
©Hitoshi Omae


7月23日
JBCF主催「みやだクリテリウム E2カテゴリー」では1組目で瀧山里玖、2組目では吉岡拓也が優勝し、ダブル優勝を果たした。レベル的には国内トップカテゴリーとは言えないが、まだU23 1年目ということもあり2人とも確実に成長している事を成績で残した。

7月-8月 
サイクリングアカデミー

8月22日 G.P.Marbriers (France UCI1.2)
フランスで行われたUCIカテゴリー2のレースに参戦。過去数年、U23ナショナルチームメンバーや国内コンチネンタルチームに所属する選手が参戦してきたが誰も完走する事ができなかった。このハードなレースで今年は清水太己が61位で完走した。
 
61 清水太己
DNF 花田聖誠
DNF 鳴海 颯
DNF 大町健斗

 


9月8-10日 Tour des Moselle
フランスのエリートナショナルカテゴリーで行われた3日間4ステージのステージレース。世界選手権直前に行われ、ベルギーやルクセンブルグの代表メンバーが参加していた。
初日に瀧山がDNF、吉岡がタイムアウト、大町は最終ステージにDNFとなり、花田、鳴海、清水の3名が完走した。

63 花田聖誠
76 鳴海 颯
84 清水太己
DNF 大町健斗
DNF 吉岡拓也
DNF 瀧山里玖

 

2017シーズンを振り返って

今年はU23 1年目の選手が5名加入し、シーズンインを迎えました。ジュニア時代に強化指定選手として活躍していた選手から、高校時代に全国大会での入賞経験のない選手までスタート地点は様々でしたが、この1年で「強くなるための意識改革」・・・向かうべき方向は伝えられたのではないかと思います。実際に進んでいるかというとまだ難しいと思いますが・・・

高校時代では好きなようにトレーニングを行っていた選手達が、必要とされるトレーニング内容を、必要とされる量行うことは、自分がやりたいトレーニングとは異なり不満やストレスを感じた事もあったと思いますが、強くなっている事を実感しモチベーションに変え、よく頑張ってくれました。その結果として表れたのが全日本選手権があります。

U23 個人ロードレースに出走した5名は全員がU23 1年目の選手達でしたが、4名は集団が半分以下に絞られるまで残り、うち2名はトップ20。U23 1年目の選手でトップ20で完走しているのは3名いましたが、そのうちの2名が大町と花田でした。

来る2018シーズンU23 2年目となれば、求められるハードルも上がりますが、それを乗り越え来年さらに強くなっている事を信じています!

今シーズンもサポートしていただいたスポンサーをはじめ多くのファンの皆様やメディアの関係者の方々に感謝しております。どうもありがとうございました!

Reported by 橋川 健(Team Eurasia-IRCタイヤ)

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