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2017ジャパンカップ BMCレーシングチーム・アフターパーティー・レポート

レース
10月22日(日)、栃木県・宇都宮市で行われた2017ジャパンカップが幕を閉じ、その晩にいくつかのチームのアフターパーティーが開催された。こちらではリッチー・ポート率いるBMCレーシングチームのアフターパーティーの模様をお伝えしよう。

text&photo:滝沢 佳奈子

 
チーム全員が会場に到着し、パーティーの始まり!
チーム全員が会場に到着し、パーティーの始まり!


BMCレーシングチームは、金曜日にチーム全員が到着し、リラックスムードの中で選手たちは試走に出かけた。試走にも通りすがりの一般ライダーたちが滅多にないチームの後ろで走れる機会を堪能していた。金曜日はまだ曇りであったものの、本戦であるロードレースの日曜日は、土曜日のクリテリウムに引き続き雨。それでも沿道には多くのファンが詰めかけた。

「ジャパンカップは最高だよ! 今回の天気以外はね!」日曜日夜、大雨の中でレースを終えた選手たちが宇都宮市内にあるレストランに集まり、口を揃えていた。

BMCレーシングチームの今回のジャパンカップ参加メンバーは、ツール・ド・フランスでの落車以来のレース参戦となったリッチー・ポート、今回のジャパンカップロードレースが引退レースとなったマルティン・エルミガー、1年ぶりのジャパンカップ出場のミヒャエル・シャール、数々のスプリンターをアシストしてきたベテランのダニロ・ヴィス、BMCのトレーニーとして走るブラム・ヴェルテン。そして監督は往年の名スプリンター、ファビオ・バルダートが務めた。

アフターパーティーは、軽く選手紹介をした後は最初から最後まで全てフリータイム。好きなように選手&監督との会話や写真撮影などを行っていた。選手も参加者も時間のある限り思う存分に交流を楽しんでいたようだった。

 
参加者と乾杯をするエルミガー
参加者と乾杯をするエルミガー
笑顔で話をするヴェルテン
笑顔で話をするヴェルテン
シャールと記念撮影。多くの参加者が身長を聞いていた
シャールと記念撮影。多くの参加者が身長を聞いていた
あのポートと日本で記念撮影ができるとは!
あのポートと日本で記念撮影ができるとは!
女の子とも記念撮影をするポート
女の子とも記念撮影をするポート
シャールとヴェルテンがファンたちとお話をする
シャールとヴェルテンがファンたちとお話をする


ロードレースで9位に入ったヴィスにジャパンカップに来るメンバーはどうやって決まったのか聞くと、「僕は日本に来たことがなかったから行ってみたくて、自分から希望したんだ」と答えた。

続けて日本のファンはどうかと聞くと、「日本のファンは僕たち選手に対してリスペクトがあって本当にすばらしいよ」と笑顔。その手には参加者からもらったプレゼントが山のように積み上がっていた。参加者がどうにか英語で伝えようとしていることを懸命に聞き取ろうとし、どうしたら下りのコーナーを速く走れるようになるかなど具体的な悩み相談にも丁寧にアドバイスをしていた。ワールドツアーを走る選手のアドバイスはここでしか聞けないだろう。非常に貴重な経験に参加者も満足げな表情を浮かべていた。クリテリウム3位のヴェルテンも「日本のファンは本当に本当に最高だね!」とサムズアップ。

ポートはツールでの落車の怪我からの復帰戦となった。怪我の具合については、「怪我は治ったけど、自転車にはまだあまり乗れていないんだ」と話していた。走る前に「ロードレースは完走が目的だ」と話していたが、結果は2周でDNF。あまりレースで見られなかった分、この場でたくさんの参加者たちがポートに話しかけに行っていた。

 
BMCジャージを着たメンバーでヴィスと写真。一生懸命話を聞いてくれていた
BMCジャージを着たメンバーでヴィスと写真。一生懸命話を聞いてくれていた
シャールのグッズを作ってきたファンと
シャールのグッズを作ってきたファンと
ポートがプレゼント用のジャージにサインを入れる
ポートがプレゼント用のジャージにサインを入れる
会場にはポートの実車も展示された
会場にはポートの実車も展示された
BMCのバイク、チームマシンSLR01について語るポート
BMCのバイク、チームマシンSLR01について語るポート


ジャパンカップが引退レースとなったエルミガーは、2001年プロ1年目に初めてジャパンカップに出場していた。「とても好きなレースなんだ、雨は残念だったけどね」と話した。この後の予定については、「南アフリカでMTBに乗るんだ」と話していた。参加者からもらった和柄の折り紙で作られた鶴やウサギをもらって喜んでいた。

バルダート監督と話した参加者がダニエル・オスのファンということを聞くと、まさかの急遽生テレビ電話をかけるなどサプライズもあった。3大グランツール全てでの区間優勝経験のあるバルダート監督にも多くの人がサインを求めた。

アフターパーティーの最後には、今回のメンバー全員のサインが入ったジャージが景品となったじゃんけん大会が催された。長身のシャールが全員に見えるように代表でじゃんけんを行い、勝ち抜いた参加者にジャージがプレゼントされた。勝者にはポートがしっかり、「乗っているのはBMCか?」と笑いながら確認していた。

帰りには試走時に撮影した集合写真に全員のサインが入ったものが配られ、参加者たちは笑顔で会場を後にしていった。

 
まさかのバルダート監督のテレビ電話での出演となったダニエル・オス
まさかのバルダート監督のテレビ電話での出演となったダニエル・オス
バルダート監督と。ファンが作ってきたGMのお面を見て笑っていた
バルダート監督と。ファンが作ってきたGMのお面を見て笑っていた
ジャージをめぐるじゃんけん大会! 最初はグー!
ジャージをめぐるじゃんけん大会! 最初はグー!
最後に全員で記念撮影
最後に全員で記念撮影


フタバ商店(BMC