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トラブルもありつつ、たくさんの笑顔であふれた! のんびりムードのちがさきヴェロフェスティバル2017
イベント
2017.11.17
11月11日(土)、神奈川県茅ヶ崎市・中央公園にてちがさきヴェロフェスティバルが行われた。前日夜から当日朝にかけての強風の影響により、安全を考慮して午前中に予定されていたプログラムはクリテリウムレースも含めて中止となってしまった。
代わりに行われた別府史之選手らの出場選手たちのトークショーや、もともと開催予定だったキッズレースは大盛り上がり。午後は暑さを感じるほどの日差しを受けて、みんなのんびりムードのお祭りを楽しんだ。
(text&photo:滝沢 佳奈子)
代わりに行われた別府史之選手らの出場選手たちのトークショーや、もともと開催予定だったキッズレースは大盛り上がり。午後は暑さを感じるほどの日差しを受けて、みんなのんびりムードのお祭りを楽しんだ。
(text&photo:滝沢 佳奈子)



午前中に予定されていたステージイベントや地元・茅ヶ崎市出身の別府史之(トレック・セガフレード)選手も参加するメインのちがさきクリテリウムなども安全を優先し中止となってしまった。
日が高くなるにつれて、風もおさまってきた。午前11時に開会式が行われると、クリテリウムを走る予定だった面手利輝(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)、石上優大(アミカル・ヴェロクラブ・エクスアンプロヴァンス)、渡邉歩(エカーズ)、小野康太郎(ヴェロクラブ・メンドリシオ)、小野寛斗(早稲田大)もステージ上に上がり、一言ずつ挨拶をした。
そのあとは、クリテリウムの代わりに別府選手と兄の別府始さんのトークショーの時間に。ジャパンカップやさいたまクリテリウムではなかなか味わうことのできない距離感に、ステージ前には多くの観客が詰めかけた。
別府選手はこの「ちがさきヴェロフェスティバル」について、
「自分の生まれ育った茅ヶ崎で、しかも自転車のイベントで茅ヶ崎の良さを、みなさんに伝えられるっていうのはすごい大きいですね。僕は普段、レースシーンでピリピリした中で活動しているんですけど、やっぱりこのちがさきヴェロフェスティバルっていうのは、子どもから大人、家族連れからカップルまで、みんなが楽しめるようなイベントになって欲しい。先々週はジャパンカップで、先週はさいたまクリテリウムで走りを魅せることはできましたけど、"触れ合う"時間はなかなか設けられなくて。でもこうして、地元でアットホームなイベントの中でファンの皆さんと自転車を知ってくださった方々と交流できるのは貴重な経験だと思うので、触れ合ってください!(笑)」と満面の笑顔を向けた。
後半は会場の人からの質問タイム! 滅多にない世界で闘う日本トップの選手に質問できる機会ともあり、最初は控えめだったものの一人が質問し始めると多くの人が手を挙げ始めた。
レースの最中に景色を見る余裕があるのかという質問に対しては、
「僕、レースを走っていて国を判断するのは、食事と景色なんですよ。それで全然印象が変わってきます。個人的に好きなのは、アオスタ渓谷って言って、スイスとイタリアとフランスの国境で、3つの国の文化が混じり合っている場所があって、そこは自然もたくさん残っていてすごく綺麗です。つい最近だと、治安が悪いっていわれていますけど、トルコが最高に良かったですね」
と楽しげな様子で答えた。
その他にも、現役を長く続ける秘訣や寒い中を走る方法、一番思い出に残っていること、平地の巡航速度を上げる方法など、カタい質問からユルい質問までさまざまな声に応えた。
茅ヶ崎スタートでオススメのコースは?という質問に対して、
「長距離だと、海岸線抜けて(国道)134号から箱根抜けて大観山抜けて、そこから別のルートで行くと、道志抜けて、明神三国(峠)とか山中湖のほうをぐるぐるして、裏ヤビツ峠上って帰ってきたりとか」
という一般サイクリストにとっては途方もないルートに、始さんがすかさず「それ何kmですか(笑)?」と聞く。
「それで250kmです」
と別府選手がサラッと答えると、会場は笑いと驚嘆の声に包まれた。さらに、
「ゆるい感じのもので好きなルートは、(国道)134号に出て、江ノ島の方に海岸線ずっと走りまして、腰越とかの方を抜けて、七里ヶ浜のあの海辺がすごい気持ちいいんですよ。戻ってくるとき江ノ島も前に見えるし。江ノ島で止まることもありますし、鎌倉の先のコンビニとかで止まることもあります。最近は自転車のラックがすごい増えていて、ここみんな止まるんだなと思いますね」
と続けた。
質問タイムが終了すると、今度はトレックブースで別府選手のサイン会が行われ、長蛇の列ができていた。ジャパンカップやさいたまクリテリウムではなかなか話をできるタイミングもないが、一人ひとりゆっくり触れ合う時間があるのも、このちがさきヴェロフェスティバルならではであろう。
レースの最中に景色を見る余裕があるのかという質問に対しては、
「僕、レースを走っていて国を判断するのは、食事と景色なんですよ。それで全然印象が変わってきます。個人的に好きなのは、アオスタ渓谷って言って、スイスとイタリアとフランスの国境で、3つの国の文化が混じり合っている場所があって、そこは自然もたくさん残っていてすごく綺麗です。つい最近だと、治安が悪いっていわれていますけど、トルコが最高に良かったですね」
と楽しげな様子で答えた。
その他にも、現役を長く続ける秘訣や寒い中を走る方法、一番思い出に残っていること、平地の巡航速度を上げる方法など、カタい質問からユルい質問までさまざまな声に応えた。
茅ヶ崎スタートでオススメのコースは?という質問に対して、
「長距離だと、海岸線抜けて(国道)134号から箱根抜けて大観山抜けて、そこから別のルートで行くと、道志抜けて、明神三国(峠)とか山中湖のほうをぐるぐるして、裏ヤビツ峠上って帰ってきたりとか」
という一般サイクリストにとっては途方もないルートに、始さんがすかさず「それ何kmですか(笑)?」と聞く。
「それで250kmです」
と別府選手がサラッと答えると、会場は笑いと驚嘆の声に包まれた。さらに、
「ゆるい感じのもので好きなルートは、(国道)134号に出て、江ノ島の方に海岸線ずっと走りまして、腰越とかの方を抜けて、七里ヶ浜のあの海辺がすごい気持ちいいんですよ。戻ってくるとき江ノ島も前に見えるし。江ノ島で止まることもありますし、鎌倉の先のコンビニとかで止まることもあります。最近は自転車のラックがすごい増えていて、ここみんな止まるんだなと思いますね」
と続けた。
質問タイムが終了すると、今度はトレックブースで別府選手のサイン会が行われ、長蛇の列ができていた。ジャパンカップやさいたまクリテリウムではなかなか話をできるタイミングもないが、一人ひとりゆっくり触れ合う時間があるのも、このちがさきヴェロフェスティバルならではであろう。
イベントのメインの一つであるちがさきクリテリウムは中止になってしまったものの、もう一つのメイン、小学校1年生~3年生までが対象のキッズレースは無事開催された。
年々参加者も増えており、子どもたちが真剣な表情でレースをする姿は誰だって応援したくなる。スタートを切ってからトップを走っていた選手が途中で落車して、抜かれてしまってもめげずに表彰台争いに絡むようなシーンもあり、多くの声援が送られていた。
学年が上がると、しっかり勝ちに行った選手もおり、ガッツポーズも大人顔負けだ。表彰式で、トップの選手にはなんとオークリーのキッズサングラスが副賞として贈られた。子どもたちはもちろん、大人たちも自慢のお子さんの勇姿にニコニコ顔であった。
今年は初めて、公園内に誰でも参加出来るタイムトライアルコースも設置された。直線をUターンして帰って来る100mもないコースで、大人も子どもも男性も女性も自分の全力を試していた。
別府選手も「本気で走っちゃいました」と10秒台のトップタイムを叩き出していた。ステージパフォーマンスをしていた一輪車の女子選手も一輪車で参加。なんと12秒台という、普通のバイクでもかなり速いようなタイムを出していた。
翌日には別府選手と一緒に茅ヶ崎周辺を走るライドイベントも行われた。終始リラックスムードの中、今年も幕を閉じたちがさきヴェロフェスティバル。別府選手の地元である茅ヶ崎という町の温かさも自転車の楽しさも感じられる、大人から子どもまでみんなが笑顔になれるイベントとなった。来年、足を運んでみてはいかが?
問・ヴェロフェスティバル2017
年々参加者も増えており、子どもたちが真剣な表情でレースをする姿は誰だって応援したくなる。スタートを切ってからトップを走っていた選手が途中で落車して、抜かれてしまってもめげずに表彰台争いに絡むようなシーンもあり、多くの声援が送られていた。
学年が上がると、しっかり勝ちに行った選手もおり、ガッツポーズも大人顔負けだ。表彰式で、トップの選手にはなんとオークリーのキッズサングラスが副賞として贈られた。子どもたちはもちろん、大人たちも自慢のお子さんの勇姿にニコニコ顔であった。
今年は初めて、公園内に誰でも参加出来るタイムトライアルコースも設置された。直線をUターンして帰って来る100mもないコースで、大人も子どもも男性も女性も自分の全力を試していた。
別府選手も「本気で走っちゃいました」と10秒台のトップタイムを叩き出していた。ステージパフォーマンスをしていた一輪車の女子選手も一輪車で参加。なんと12秒台という、普通のバイクでもかなり速いようなタイムを出していた。
翌日には別府選手と一緒に茅ヶ崎周辺を走るライドイベントも行われた。終始リラックスムードの中、今年も幕を閉じたちがさきヴェロフェスティバル。別府選手の地元である茅ヶ崎という町の温かさも自転車の楽しさも感じられる、大人から子どもまでみんなが笑顔になれるイベントとなった。来年、足を運んでみてはいかが?
問・ヴェロフェスティバル2017