ブエルタ・ア・アンダルシア・ルタ・デル・ソル2018でベルギーのウェレンスが総合初優勝／フルームは総合10位

スペイン南部アンダルシア地方で開催されていた第64回ブエルタ・ア・アンダルシア・ルタ・デル・ソル（ヨーロッパツアー2.HC）は、２月18日に最終ステージの個人タイムトライアルを競い、ベルギーのティム・ウェレンス（ロット・スーダル）が総合初優勝した。

ウェレンスは前日に上りが1km続く頂上ゴール区間で地元スペインのミケル・ランダ（モビスターチーム）と一緒に逃げ、最後は独走で区間優勝した。彼は総合首位にも立って真紅のリーダージャージを獲得したが、14.2kmの個人タイムトライアルを残し、ランダとのタイム差は7秒、オランダのウァウテル・プールス（チームスカイ）とは11秒差だった。

しかし、最終日の個人タイムトライアルでウェレンスはプールスにたった３秒しか遅れずにレースを終え、総合首位の座を守ることができた。プールスは総合２位でレースを終え、総合３位にはスペインのマルク・ソレル（モビスターチーム）が入った。

昨年のブエルタ・ア・エスパーニャ（ＵＣＩワールドツアー）で行われたアンチ・ドーピング検査で、サルブタモルの『違反が疑われる分析報告（ＡＡＦ）』が出ている英国のクリストファー・フルーム（チームスカイ）は今大会でシーズンインし、総合優勝したウェレンスより1分57秒遅れの総合10位でレースを終えている。


■ルタ・デル・ソルで総合初優勝した26歳のウェレンスのコメント「下見の間に、僕はすでにこれ（ＴＴのコース）が自分に向いていると気がついていた。前半はオフロード・セクションがあって特別で、後半は高速のダウンヒル・セクションがあった。

このレースには、いい成績を出すために来ていた。去年はここで区間１勝していた。ＴＴの前に、自分に40〜50％のチャンスを与えていた。ウァウテル・プールスが最大のライバルで、おそらくサンチェスかフルサングも狙ってくると思っていた。僕は最近ＴＴバイクには十分乗っていなかったし、総合成績で自分の後ろに協力なＴＴスペシャリストたちがいたから少し不安だったよ。

チャレンジ・マヨルカでの勝利のあと、もちろんこの優勝も素晴らしい。でも、メインの目標はこれからだ。休息を取って水曜日と木曜日に良いトレーニングをして、ベルギーへ戻ってオムロープ・ヘットニュースブラッドのチームに合流する。失うものはないから、素晴らしいデビューになるだろう。コンディションはいいから、何が可能か楽しみだ」
 
　

 
■第64回ブエルタ・ア・アンダルシア・ルタ・デル・ソル 個人総合最終成績
［２月14日～18日／ヨーロッパツアー2.HC／スペイン］
1. WELLENS Tim (LOTTO SOUDAL / BEL) 17:41:50
2. POELS Wout (TEAM SKY / NED)     +00:08
3. SOLER Marc (MOVISTAR TEAM / ESP) +00:27
4. FUGLSANG Jakob (ASTANA PRO TEAM / DEN) +00:30
5. SANCHEZ Luis León (ASTANA PRO TEAM / ESP)
6. LANDA Mikel (MOVISTAR TEAM / ESP) +00:42
7. KRUIJSWIJK Steven (TEAM LOTTO NL - JUMBO / NED) +01:19
8. CLARKE Simon (TEAM EF EDUCATION FIRST - DRAPAC P/B CANNONDALE / AUS) +01:41
9. AMADOR Andrey (MOVISTAR TEAM / CRC) +01:51
10. FROOME Chris (TEAM SKY / GBR) +01:57

［各ステージの優勝者］
■STAGE 1 : BOUDAT Thomas (DIRECT ENERGIE / FRA)
■STAGE 2 : POELS Wout (TEAM SKY / NED)
■STAGE 3 : MODOLO Sacha (TEAM EF EDUCATION FIRST - DRAPAC P/B CANNONDALE / ITA) 
■STAGE 4 : WELLENS Tim (LOTTO SOUDAL / BEL)
■STAGE 5 : DE LA CRUZ David (TEAM SKY / ESP)
［各賞］
■ポイント賞：POELS Wout (TEAM SKY / NED)
■山岳賞：MAS BONET Luis Guillermo (CAJA RURAL - SEGUROS RGA / ESP)

（公式サイト）