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Jプロツアー2018 第8戦・宇都宮ロードレースは増田成幸が優勝
レース
2018.05.15
前日に続き宇都宮市内で開催されるJプロツアー第8戦は、ジャパンカップでもおなじみ宇都宮森林公園での宇都宮ロードレース。2回目の開催となる今年は、鶴カントリー倶楽部周辺特設コースの一部が変更され、ジャパンカップと同じホームストレートをスタート・フィニッシュとし、昨年とは逆方向に周回する。
前日から一転して朝から雨が落ちてくる天気。レース後半にかけて雨足が強くなり、今年初の雨天レースとなった。
レースは14周93.8km。パレード走行の後リアルスタートが切られるとアタック合戦が始まる。数名の集団が先行する場面もあったが、メイン集団はその都度追走して吸収していく。逃げが容認されたのは5周目。萩の道の登りでアタックした鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)に、安原大貴(マトリックスパワータグ)が反応して2人の逃げ集団が形成される。集団との差は一気に開き、最大で50秒まで開く。
メイン集団はシマノレーシングがコントロール。レース後半に入ると逃げる2人との差を詰め始め、10周目に吸収する。そこから再びアタック合戦が始まり、宇都宮ブリッツェンの岡篤志や増田成幸、マトリックスパワータグの佐野淳哉やアイラン・フェルナンデスらがペースアップを繰り返し、人数を絞っていく。
残り2周となる12周目までに先頭集団に残ったのは10人。ルビーレッドジャージを着る窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)ら5人が追走するが10秒前後の差を詰めきれずに先頭集団に合流できない。
最終周回に入り、鶴カントリー倶楽部前の上りでアタックがかかるが決定的な動きにはならず。平坦区間に入った残り3km付近で土井雪広(マトリックスパワータグ)がアタック。これに反応した増田が逆に土井を置き去りにするアタックを決めて独走。後続との差は一気に15秒まで開く。
増田はそのまま逃げ切ってゴール。2位には後続集団の先頭で入った岡が入り、宇都宮ブリッツェンがワン・ツーフィニッシュを達成。宇都宮クリテリウムと合わせて地元開催の2日間を完全制覇した。
Jプロツアー第8戦
第2回JBCF宇都宮ロードレース
日付:2018年5月13日
開催地・コース:栃木県宇都宮市 鶴カントリー倶楽部周辺特設コース(6.7km/1周)
距離:93.8km(P1)、26.8km(F)、40.2km(E1)、26.8km(E2)、20.1km(E3)
結果 P1クラスタ 93.8km
1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) 2時間19分54秒
2位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) +15秒
3位 入部正太朗(シマノレーシング) +17秒
4位 アイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ) +17秒
5位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +19秒
6位 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン) +21秒
Jプロツアーリーダー 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダー 小山智也(イナーメ信濃山形)
写真・文:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟