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Jプロツアー2018 第9戦・那須塩原クリテリウムはホセ・ビセンテが優勝
レース
2018.06.10
Jプロツアー第9戦は、2回目の開催となる那須塩原クリテリウム。今年も東北新幹線の那須塩原駅前の公道に設定された1周2.3kmのコースを使用してレースが行われた。
P1クラスタは27周する62.1km。スタート直後からアタック合戦が続き、速いペースでレースが進む。5周ごとに設定された周回賞の1回目を、地元チーム那須ブラーゼンの樋口峻明が獲得。10周目の2回目はホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、さらに15周目の3回目は窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)が獲得する。ここまで数名の飛び出しはあるものの、決定的な逃げにはならないまま、レースは後半へ。
残り9周、鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)と、土井雪広(マトリックスパワータグ)の2人が先行し、10秒ほどの差をつけて逃げる。メイン集団はシマノレーシングが牽引して追走。20周目の4回目の周回賞を、逃げる鈴木譲が獲得して21周目に入ったところで集団が吸収する。
残り4周に入る直前、昨年覇者のホセがアタック。後続との差を一気に広げて独走態勢を築く。この動きでメイン集団は分裂し、まとまった追走の動きが出ない状態に。ホセは後続との差を30秒まで開かせてゴール。昨年に続き逃げ切り勝ちで那須塩原クリテリウム2連覇を達成した。2位にはアイラン・フェルナンデスが入り、マトリックスパワータグが1-2フィニッシュを達成。完走16人のサバイバルレースとなった。
Jプロツアー第9戦
第2回JBCF那須塩原クリテリウム
日付:2018年6月9日
開催地・コース:栃木県那須塩原市 那須塩原駅前周回コース(2.3km/1周)
距離:62.1km(P1)、39.1km(F)、46km(E1)、39.1km(E2)、34.5km(E3)
結果 P1クラスタ 62.1km
1位 ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックスパワータグ) 1時間25分18秒
2位 アイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ) +26秒
3位 松田祥位(EQADS) +26秒
4位 木村圭佑(シマノレーシング) +26秒
5位 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン) +31秒
6位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +57秒
周回賞
1回目 樋口峻明(那須ブラーゼン)
2回目 ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックスパワータグ)
3回目 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )
4回目 鈴木 譲(宇都宮ブリッツェン)
Jプロツアーリーダー 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダー 小山智也(イナーメ信濃山形)
写真・文:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟