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Jプロツアー2018 第10戦・那須ロードレースは木村圭佑が初優勝

レース
僅差のスプリント勝負を制したのは木村圭佑(シマノレーシング、写真左)
僅差のスプリント勝負を制したのは木村圭佑(シマノレーシング、写真左)


Jプロツアー第10戦は、2015年に全日本選手権が開催された那須町のコースの一部を使用して行われる那須ロードレース。レースレーティングはAAAに指定され、ポイント配分の高いレースだ。
 
一周7.2kmのコースは、前半は下り基調、後半はアップダウンを繰り返す上り基調。ゴールまで残り1kmからは緩やかな上りが続く。
 
前日の暑さから一転、肌寒さを感じる雨の中スタートしたP1クラスタは15周する108km。パレード区間を終えてリアルスタートが切られるとアタック合戦が始まる。チームブリヂストンサイクリングやシマノレーシングが集団前方で積極的に動き、一時10人ほどの集団が先行する場面もあったが、集団が逃げを容認せず吸収していく。
 
決定的な動きがないままレースは後半へ突入。10周目、入部正太朗、横山航太(シマノレーシング)、石橋学(チームブリヂストンサイクリング)の3人が抜け出す。集団との差は一気に30秒まで開き、その後1分近くまで開く。
 
残り2周となる14周目、宇都宮ブリッツェンがメイン集団のコントロールを開始。横山が遅れて2人となった逃げは最後まで粘り続けるが、差はみるみる縮まる。そして最終周回の残り2km付近で吸収し、勝負は集団スプリントへ。先行した橋本英也(チームブリヂストンサイクリング )を僅差で差し切った木村圭佑(シマノレーシング)が優勝。Jプロツアー初優勝を挙げた。
 
ルビーレッドジャージは、このレースで3位に入った窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )、ピュアホワイトジャージは小山貴大(シマノレーシング)にそれぞれ移った。

 
P1クラスタ表彰式
P1クラスタ表彰式
丘陵地帯を行くP1クラスタの集団
丘陵地帯を行くP1クラスタの集団


Jプロツアー第10戦
第2回JBCF那須ロードレース
日付:2018年6月10日
開催地・コース:栃木県那須町 那須町役場前スタート・ゴールの周回コース(7.2km/1周)
距離:108km(P1)、36km(F)、43.2km(E1)、36km(E2)、21.6km(E3)


結果 P1クラスタ 108km
1位 木村圭佑(シマノレーシング) 2時間32分08秒
2位 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング ) +0秒
3位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング ) +0秒
4位 吉田悠人(那須ブラーゼン) +0秒
5位 アイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ) +0秒
6位 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) +1秒
 

Jプロツアーリーダー 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )
U23リーダー 小山貴大(シマノレーシング)



写真・文:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟

 
P1クラスタ ルビーレッドジャージは窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )、ピュアホワイトジャージは小山貴大(シマノレーシング)に移った
P1クラスタ ルビーレッドジャージは窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )、ピュアホワイトジャージは小山貴大(シマノレーシング)に移った


Jプロツアー2018 次戦のスケジュール

2018年6月30日(土)
Jプロツアー第11戦 第52回 JBCF ⻄日本ロードクラシック 広島大会/第7回 JBCF ⼥⼦チャンピオンシップ

2018年7月1日(日) 
Jプロツアー第12戦 第1回 JBCF 広島クリテリウム