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ビアンキの2019モデルとしてエアロロード「オルトレXR3」、「アリア」それぞれにディスクモデルが登場!フェラーリコラボモデルにも新色追加
新製品
2018.07.20
(text&photo:江里口恭平)
エアロロード×ディスクブレーキがよりベターなプライスで オルトレXR3ディスク
振動減退機能と高剛性さを併せ持つカーボン素材「カウンターヴェイル」を、自転車界において唯一採用するビアンキ。
この素材はエアロロードバイク「オルトレ」、山岳系オールラウンダー「スペシャリッシマ」、エンデュランスモデル「インフィニート」、そしてMTBクロスカントリーモデルの「メタノールCV」と、同社のトップレンジモデルのフレーム素材としてのみ使用されており、ビアンキいわくそれらは「カウンターヴェイルファミリー」と呼称されているという。
カウンターヴェイルの詳しい説明は別記事を参照していただくとして、このレーシーさと快適さ、コントロール性能を追求した素材を使用するオルトレシリーズの「XR4」のセカンドグレードモデルである「XR3」において、ディスクブレーキ採用モデルが登場した。
万能エアロロードバイクとしてロットNLユンボが、現在開催中のツール・ド・フランスでも使用しているXR4のジオメトリーをそのままに、XR3においてはホビーレーサーにとっても扱いやすい剛性感など性能バランスを調整。その用途としては、シリアスなレースだけでなくロングライドなどにも活用できるものを目指した。
新たにディスクブレーキ対応となったことで、スルーアクスルやフラットマウント規格に対応させつつ、そのために必要な各部の剛性増が過剰とならないように、フレームを再設計。これにより確実なコントロール性能を手に入れたオルトレXR3は、より万人に向けたエアロロードバイクとなったことになる。
spec.
「オルトレXR3ディスク」
シマノ・105完成車価格/35万8000円(税抜)
カラー/マットブラック×CK16
サイズ/47、50、53、55、57
アリアディスク
ビアンキのもう一つのエアロロードバイク「アリア」にも、ディスクブレーキ仕様が追加された。このアリアは同社のTTバイク「アクイラCV」の流れを受け継ぎ、オルトレとはまたことなるアプローチで空力性能を追求したモデルだ。純粋に空気抵抗を生み出す形状を比較した場合、オルトレXR4に匹敵し、XR3は上回る成績を収めている。
そのうえで価格は手ごろな価格におさえている理由としては、カウンターヴェイルを採用していないという点が挙がる。しかしながらエアロロード特有のクセを感じさせない素直な操作感を実現しており、今回のディスクブレーキ採用も相まってより手の届きやすい最新規格のロードバイクとなった。
spec.
「アリアディスク」
シマノ・105完成車価格/29万8000円(税抜)
カラー/CK16、マットブラック×CK16
サイズ/44、47、50、53、55、57
フェラーリとの共同開発モデル「SF01」にホワイトカラーが追加
2018年初頭に発表したビアンキとフェラーリ社の共同開発モデル「SF01」。「スクーデリアフェラーリのためのビアンキ」として、単なるコラボレーションを越えた共働体勢となったこの2つのイタリアンブランドを記念するためのSF01に、あらたにさわやかかつ高貴さを感じさせるホワイトカラーモデルが追加された。
会場では先日新たに発表されたカンパニョーロの12速スーパーレコードで組み上げられたSF01が展示され、一際参加者の目を奪うオーラを放っていた。
問・ビアンキ