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ツアー・オブ・ジャパン 日本ナショナルチームの舞台裏 第1ステージ

第16回目を迎えたツアー・オブ・ジャパンはレースクラスも2.1にグレードアップ。 先月のネイションズカップに引き続き、日本ナショナルチームのメカニックとして帯同するエキップアサダの高橋 優平が、普段はあまり目にしないレース現場や選手の生活風景など日本ナショナルチームの舞台裏を「メカニック目線」で紹介していきます!

 
text & photo 高橋 優平(エキップアサダ)

日本ナショナルチームって一体どういうチームなの?

日本のトップ選手が選抜されるナショナルチーム。 世界選手権やジャパンカップではテレビ等でよく見かけますね。 今回はU23の主力メンバーで構成。 指揮を執るのはエキップアサダ、浅田 顕監督。 今年はEQA U23を結成し、世界トップクラスのレースで通用する選手を輩出するべくアンダー23の若手強化に力を注いでいます。

 

選手メンバーは、鹿屋体育大の黒枝士輝、日本大の和田力、中央大の山本隼、京都産業大の木村圭佑、EQA U23から秋丸湧哉、寺崎武郎。 成長著しい彼らの活躍にぜひご期待下さい。 今回のチームオーダーはUCIポイントの奪取。 世界選手権等には各国出場枠があり、ポイントにより出場人数が決まってきます。 一人でも多く世界の舞台で活躍し、若い世代からハイレベルなレースを経験させるのがナショナルチームの目的の一つです。

5月19日 堺ステージは、雨中の個人TT

初日の堺ステージは大仙公園を囲む2.65kmの短い個人タイムトライアル。雨足が強まる中、午後からスタートしました。

 

秋丸選手がオープニングスターター。ほぼフラットでテクニカルなセクションもない地脚勝負のステージ。結果は愛産工業レーシングチームの西谷が圧倒的なタイムで優勝。 日本ナショナルチームの各選手はそれぞれ20秒前後のタイム差でゴール!

 

今回のタイムトライアル、当初はTTバイクが出走可能ということでしたが、前日の監督会議でTTバイクの使用が不可になった(汗)  TTのあるステージレースは、機材が倍近くまで多くなるので車での運搬、ホテルへの搬入がちょっと大変なのです。レースに出るためには仕込みが必要でメカニックは1週間前程からTT用にホイールのチューブラーの張替え、TTバイクのセッティング等に時間をかけます。 つまり今回は泣かせて頂きました...

 

レース現場では、トラブルや急な変更がつきもので、「なんとかなるさ!!」精神がないとレーススタッフは務まりません。ちょっとしたハプニングでも愉快に乗り越えて、選手のサポートに努めます。

 

5月20日は休養日

堺ステージの翌日5月20日は、いきなり休養日.....岐阜県の美濃ステージに向けて朝から荷物の搬出です。 機材をレースカーに乗せて3~4時間かけて移動します。 レーススタッフはタフに動きまわります。東京ステージまで、日々レポートしていきますので最後までお付き合い下さい!!

 

 

5月19日 第1ステージ 堺ステージ(大阪府堺市)

2.65km 個人タイムトライアル

1位  西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)3m26s75

2位  SEO JON YOUG(KOR/KSPO)+3s70

3位   盛 一大(愛三工業レーシングチーム)+4s27

58位 秋丸 湧哉 +17s87

62位 黒枝 士揮  +19s15

69位 山本  隼  +20s63

76位 寺崎 武郎  +21m63s

82位 木村 圭佑  +22s87

93位 和田  力  +45s37

 

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問い合わせ先

エキップアサダ
http://www.cyclisme-japon.net/