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【20万円台で乗れるロードバイク】ジオス・フェレオ アルテグラ
2016.05.07
伝統の青をまとったクロモリの定番モデル
自転車の歴史において、レース用の機材として長らく幅を利かせてきたクロモリ。時代の流れとともに技術革新が進み、レーシングバイクの素材はアルミからカーボンへと変遷していった。 今ではクロモリフレームを本格的に手がけるメーカーは少なくなってしまったが、イタリアの老舗ジオスは、今もクロモリフレームと真剣に向き合っている数少ないブランドのひとつだ。2016年モデルでも複数のモデルがラインナップされている。
クロモリロードの上位モデル「フェレオ」は、1インチヘッドやス レッド式のBBを採用し、Wレバ ー台座も備える昔気質の本格的なクロモリフレーム。今回紹介するのは、シマノのレーシングコンポ ーネントのセカンドグレード、アルテグラを搭載する完成車だ。価格は 22万円5000円(税抜)。 この価格帯なら同・105クラスのコンポーネントが搭載されてい るのが普通だから、いかにこのバイクがお値打ちかが分かる。
最新鋭の超軽量カーボンフレームロードに慣れきってしまったサイクリストにとって、フェレオのカタログスペックは地味に映るかもしれない。だが、長年サイクルスポーツの歴史の中で命脈を保ってきたジオスブルーのフレームが醸す独特のたたずまいは、数値化できない魅力だ。
クロモリロードの上位モデル「フェレオ」は、1インチヘッドやス レッド式のBBを採用し、Wレバ ー台座も備える昔気質の本格的なクロモリフレーム。今回紹介するのは、シマノのレーシングコンポ ーネントのセカンドグレード、アルテグラを搭載する完成車だ。価格は 22万円5000円(税抜)。 この価格帯なら同・105クラスのコンポーネントが搭載されてい るのが普通だから、いかにこのバイクがお値打ちかが分かる。
最新鋭の超軽量カーボンフレームロードに慣れきってしまったサイクリストにとって、フェレオのカタログスペックは地味に映るかもしれない。だが、長年サイクルスポーツの歴史の中で命脈を保ってきたジオスブルーのフレームが醸す独特のたたずまいは、数値化できない魅力だ。
ジオス・フェレオ アルテグラ
シマノ・アルテグラ完成車価格/22万5000円(税抜)
フレーム●4139クロモリスペシャル
フォーク●ジオスオリジナルカーボン
コンポーネント●シマノ・アルテグラ
ホイール●シマノ・WH-RS-330
タイヤ●ヴィットリア・ザフィーロ 700×25C
ハンドルバー●ジオス・オリジナルアルミ
ステム●ジオス・オリジナルアルミ
シートポスト●ジオス・オリジナルアルミ
サドル●セライタリア・SL
サイズ●48、50、52、54
カラー●ジオスブルー
試乗車実測重量●9.50kg(52サイズ、ペダルなし)
シマノ・アルテグラ完成車価格/22万5000円(税抜)
フレーム●4139クロモリスペシャル
フォーク●ジオスオリジナルカーボン
コンポーネント●シマノ・アルテグラ
ホイール●シマノ・WH-RS-330
タイヤ●ヴィットリア・ザフィーロ 700×25C
ハンドルバー●ジオス・オリジナルアルミ
ステム●ジオス・オリジナルアルミ
シートポスト●ジオス・オリジナルアルミ
サドル●セライタリア・SL
サイズ●48、50、52、54
カラー●ジオスブルー
試乗車実測重量●9.50kg(52サイズ、ペダルなし)
浅野真則の試乗インプレッション
カーボンフレーム全盛の現在、レース用機材としては時代遅れとなったクロモリフレーム。しかし、趣味の世界では細身のフレームが醸すクラシカルな雰囲気と独特の乗り味が愛好家たちの熱烈な支持を集めている。
フェレオはまさにそのイメージと合致する本格派のクロモリロード。フレーム各部の大径化が進む昨今のトレンドから見れば、細身のホリゾンタルフレームにスリムなBBエリアを持つそのデザインはオールドファッションそのものだ。 乗り味も見た目を裏切ることなくクロモリフレーム然としている。強くペダルを踏み込んだときにBBエリアが呼応するようにウイップし、ワンテンポ遅れてグイーンと伸びるバネ感ある走りは、カーボン世代のサイクリストも一度味わえばやみつきになるだろう。
振動吸収性や快適性、絶対的な重量などでは最新鋭のカーボンフレームには及ばないが、スピードを度外視できるレース以外のシーンでは走りの気持ち良さでこのようなバイクを選ぶのもありだ。試乗車のシマノ・アルテグラ搭載モデルは、本格派のクロモリフレームに最新鋭の11スピードコンポーネントが搭載され、パッケージとしては申し分ない。
フェレオはまさにそのイメージと合致する本格派のクロモリロード。フレーム各部の大径化が進む昨今のトレンドから見れば、細身のホリゾンタルフレームにスリムなBBエリアを持つそのデザインはオールドファッションそのものだ。 乗り味も見た目を裏切ることなくクロモリフレーム然としている。強くペダルを踏み込んだときにBBエリアが呼応するようにウイップし、ワンテンポ遅れてグイーンと伸びるバネ感ある走りは、カーボン世代のサイクリストも一度味わえばやみつきになるだろう。
振動吸収性や快適性、絶対的な重量などでは最新鋭のカーボンフレームには及ばないが、スピードを度外視できるレース以外のシーンでは走りの気持ち良さでこのようなバイクを選ぶのもありだ。試乗車のシマノ・アルテグラ搭載モデルは、本格派のクロモリフレームに最新鋭の11スピードコンポーネントが搭載され、パッケージとしては申し分ない。