ニトロSLは、他ブランドでは上位モデルに採用されることの多いT-700カーボンをフレーム素材として用い、レーシーな走りで人気を集めるベストセラーモデル。 フレーム、フォークともフルカーボンで、フォークは下ワン1.5インチのテーパードコラムを採用。ケーブルルーティングは電動コンポーネント化も視野に入れた 内装方式を採用するなど、ロードバイクの最新トレンドを取り入れてはいる。
一方、BB仕様はオーソドックスなスレッド式のBSA 規格を採用することに象徴されるように、アッセンブルされるパーツも非常にオーソドックスな規格のものが多い。ジオメトリーは上位モデルのレーシングモデルとほぼ同じで、レースからロングライドまで幅広いシーンをカバーする。将来的にアップグレードを行う際も、幅広い方向性で楽しめるだろう。
ニトロSLはシマノ・105仕様の完成車のほか、フレームセットもラインナップされているが、このほど上位モデルのコンポーネントを搭載したシマノ・アルテグラ仕様の完成車が発売された。上位グレードのコンポーネントを搭載することで、ニトロSL のポテンシャルをさらに引き出すことに成功したこのモデルは、105仕様の完成車からわずか2万円のアップチャージで入手できる。これは狙い目だ。