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マヴィックのニューモデルをユーロバイク会場でチェック!

2016年は「プロカーボンSL」シリーズでマーケットの大きな注目を集めたマヴィック。さらなるニューモデルをユーロバイク会場で発表していた。プロカーボンシリーズで培ったリム断面形状「NACAプロファイル」を採用したアルミリムモデルの登場と、ディープリムモデルの「CXR」シリーズがモデルチェンジしている。
 
text&photo:中島丈博

プロカーボンシリーズに新作

3月に発表された「プロカーボンSL」シリーズの技術を生かした「プロカーボン」シリーズ
3月に発表された「プロカーボンSL」シリーズの技術を生かした「プロカーボン」シリーズ
12Kカーボンカバー+エクザリットリム
12Kカーボンカバー+エクザリットリム
今年3月に発表されたマヴィック「コスミックプロカーボンSL C」。リム高40mmのミドルハイトホイールで、同社初のフルカーボンクリンチャーホイールとして大きな注目を集めた。その時点ではフルカーボンクリンチャー、フルカーボンチューブラー、そしてディスクブレーキ対応モデルがラインアップとして発表されていた。

そこに新たなラインナップとしてアルミリムと、エクザリットリムモデルが登場。優れた空力性能を持つリム断面形状はそのままに、リム+カーボンカバーという構造を採用し、リムハイトは45mmに。リム内幅は17mmとプロカーボンSLと同じだ。

フリーボディーには、上位グレード同じくインスタントドライブ360を採用し、ダイレクトなペダリングパワー伝達を実現。重量はアルミリム、エクザリットリムどちらも前後セットで1650g(コスミックプロカーボンSL Cは1450g)。

余談だが、同社のロード用ホイールラインナップは40%がディスクブレーキ対応になった。ディスクブレーキロード時代を見据えての動きだ。

ディープリムモデル「CXR」の新作はリムがスポンジ!?

「CXRエリートエクザリット」と「CXRエリート」
「CXRエリートエクザリット」と「CXRエリート」
ディープリムシリーズ「CXR」に「エリート」と「エリートエクザリット」が登場。 高さ60mm、幅25mmのリムは近年のエアロホイールのトレンド。シェイプは最新の空力テストによって導き出されたNACAシェイプを採用している。

そのリム素材は見慣れないものだ。これまでマヴィックのエアロホイールに採用されているようなカーボンカバーではなっく、「セルフォーム」という硬めのスポンジのような素材を採用している。リムの中が中空ではないので、雨天走行でも水が溜まらないというメリットが有る。重量はカーボンカバーとほぼ同じ。擦れなどに対しても耐久性がある素材だという。リムはアルミ、エクザリットの両方が揃う。リヤフリーボディーは、「プロカーボン」シリーズでも採用されたインスタントドライブ360だ。重量は1900g。販売は完成車に付属するのみの予定とのこと。BMC、キャニオン、ROSEの3社に供給する。
 
スポンジ素材のアップ。触感はややフカフカしている
スポンジ素材のアップ。触感はややフカフカしている
こちらはエクザリットモデル
こちらはエクザリットモデル

女性向けウエアラインナップも充実

ウエアはレディースのラインナップを大きく変更。走りを重視したぴったりしたシルエットの「レーシングライン」と、ややゆったりとしたシルエットの「フィットネスライン」がある。特にフィットネスラインに登場したレーサーパンツは、ショートパンツとレーサーパンツを組み合わせたデザインで、女性らしいシルエットを実現したスポーツウエアの雰囲気を入れつつ、サイクリング中の快適性には欠かせないパッドを搭載している。
 

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