トピックス
【入門ロードバイク2017】ジオス・フェレオ105
2017.04.23
今季はチューブを同郷のコロンブス製に変更
「フェレオ」2017年モデルの最大のポイントは、下位のアイローネやフルボ、フェニーチェと共通だったフレームの素材が、名門コロンブス製へとアップグレードしたことだ。
このイタリアの鋼管メーカーは、クロモリフレームが全盛だった時代から最前線で活躍し、今でもさまざまなチューブを作り続けている。見た目はこれまでの4130クロモリと同じ真円なので、シートチューブのロゴを見なければそれとは気付かないが、エンスージアストの心をくすぐる粋な進化といえるだろう。
なお、コンポーネントは昨年までアルテグラと105仕様の2種類があったが、今年は前者がイタリア本国に残り、日本では後者のみが販売される。ちなみに、昨年の105仕様は税抜で18万9000円だったが、今年は2万円もダウン。しかもフレームの素材がコロンブス製になったので、お買い得感はさらに増している。
カーボンやアルミフレームに対し重量面では劣るものの、今なお人を引き付ける魅力が宿っているのも事実。ここからロードバイクライフを始めるのも悪くない。
このイタリアの鋼管メーカーは、クロモリフレームが全盛だった時代から最前線で活躍し、今でもさまざまなチューブを作り続けている。見た目はこれまでの4130クロモリと同じ真円なので、シートチューブのロゴを見なければそれとは気付かないが、エンスージアストの心をくすぐる粋な進化といえるだろう。
なお、コンポーネントは昨年までアルテグラと105仕様の2種類があったが、今年は前者がイタリア本国に残り、日本では後者のみが販売される。ちなみに、昨年の105仕様は税抜で18万9000円だったが、今年は2万円もダウン。しかもフレームの素材がコロンブス製になったので、お買い得感はさらに増している。
カーボンやアルミフレームに対し重量面では劣るものの、今なお人を引き付ける魅力が宿っているのも事実。ここからロードバイクライフを始めるのも悪くない。
ジオス・フェレオ105
シマノ・105完成車価格/16万8000円(税抜)
フレーム●クロモリ
フォーク●カーボン
メインコンポ●シマノ・105
ホイール●シマノ・WH-RS-330
タイヤ●ヴィットリア・ザフィーロ 700×25C
ハンドルバー●ジオス・オリジナルハンドルバー
ステム●ジオス・オリジナルステム
シートポスト●ジオス・オリジナルシートポスト
サドル●セライタリア・SL
サイズ●48、50、52、54
カラー●ジオスブルー
試乗車実測重量●9.61kg(52サイズ、ペダルなし)
大屋雄一の試乗インプレッション
立ち姿が美しいフェレオ。最近はコラム径の拡大に伴い、太いヘッドチューブを組むクロモリフレームが増えてきたが、個人的には1インチコラムを採用するフェレオのようなバランスが最も美しいと感じる。
実測で9.61kg。この価格帯のアルミモデルより1kg前後重く、持ち上げた瞬間にそれが分かる。ただ、走りにそこまでの差はなく、スルスルと伸び上がるようなクロモリ独特の加速感は、このフェレオでも味わうことができる。ガチャ踏みでもかまわず進む近代的なフレームに慣れた人にとっては、やや反応が遅れがちと感じるだろうが、BB付近が左右に振れないようなペダリングを心がければ印象は一変するはずだ。
ギャップ通過時など外乱を受けた際、フレームがしなることでそれを吸収し、タイヤが無駄に跳ねることがない。このトラクションの抜けにくさもクロモリの長所だ。強めのブレーキング時にフォークの縦剛性がやや低いと感じたが、気になったのはその程度。これはお買い得だ。
実測で9.61kg。この価格帯のアルミモデルより1kg前後重く、持ち上げた瞬間にそれが分かる。ただ、走りにそこまでの差はなく、スルスルと伸び上がるようなクロモリ独特の加速感は、このフェレオでも味わうことができる。ガチャ踏みでもかまわず進む近代的なフレームに慣れた人にとっては、やや反応が遅れがちと感じるだろうが、BB付近が左右に振れないようなペダリングを心がければ印象は一変するはずだ。
ギャップ通過時など外乱を受けた際、フレームがしなることでそれを吸収し、タイヤが無駄に跳ねることがない。このトラクションの抜けにくさもクロモリの長所だ。強めのブレーキング時にフォークの縦剛性がやや低いと感じたが、気になったのはその程度。これはお買い得だ。