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ポラール「ヴァンテージV」最大40時間連続使用が可能なマルチスポーツウォッチ

新製品
心拍トレーニング製品のリーディングカンパニーであるポラール・エレクトロ・ジャパンは、世界初(※1)となる手首でのランニングパワー計測をはじめとした最新鋭の計測・分析機能を搭載したマルチスポーツウォッチ「Polar Vantage V」(ポラール ヴァンテージ ブイ)を発表した。

高精度GPS利用、心拍数を計測するトレーニングモードで最大40時間の連続利用ができるため、アイアンマンレースやウルトラマラソンといった長時間レースにも利用できる。2018年11月8日(木)よりオンラインストアを含む全国のポラール製品正規取扱店で販売を開始する。

 


ヴァンテージ Vはプロや、ハードトレーニングをするユーザーが満足する機能を搭載した。複数センサーを融合した新しい心拍数の計測方法を採用し計測精度を高め、トレーニングで得られたデータの分析・フィードバックの新機能を搭載し、内容も充実した。操作は、カラータッチパネル、ボタンの両方で可能。トレーニング中でも操作がしやすくなっている。
 
新たな機能として、世界初の手首での「ランニングパワー計測」、業界初(※2)となる2色LEDと複数センサーを統合し、心拍数をより正確に計測する「Polar Precision Prime(TM)センサー」、より詳細な体への負荷を確認できる「トレーニング負荷 Pro(TM)」と回復状況を確認できる「リカバリー Pro(TM)」(※3)を搭載。

トレーニング負荷 Pro(TM)とリカバリー Pro(TM)は、短期的な分析だけでなく、過去のトレーニングと回復状況を比較し、長期的に見て、オーバートレーニングやケガの可能性、トレーニングのアドバイスなどをユーザにフィードバックする。

 


製品名:Polar Vantage V(ポラール・ヴァンテージ V)
希望小売価格:6万9800円(税抜)
胸ストラップ型心拍センサー「Polar H10」付き:7万5800円(税抜)
カラー:ブラック、ホワイト、オレンジ
バッテリー:1日1時間のトレーニング、24時間心拍計測使用 で最大1週間/トレーニングモードでGPS(高精度)、心拍計同時使用で最大40時間
重さ:68g
サイズ:46×46×13mm
防水:30m防水(WR30)
発売日:2018年11月8日(木)
セット内容・Polar Vantage V ・USBケーブル ・スタートガイド
製品ページ         

 


ヴァンテージ Vに搭載された主な新機能
■Polar Precision Prime(TM)センサー
通常の光学式心拍計は緑のLEDを使っているが、新方式では、緑と赤色の2色のLEDを計9個使用。赤色の波長を加えることで、より深い位置の毛細血管の計測も可能になり、血管の状態をより正確に把握することができる。
 
また、3D加速度センサーと皮膚に接触する面には電極センサーを4つ搭載している。皮膚と光学式心拍センサーの接触状況を把握でき、Vantage Vは手の動きで発生する誤差(モーション・アーティファクト)の補正をより正確にできる。この2色LED光学センサー、電極センサー、3D加速度センサーという3つのセンサーを融合させることにより、心拍数計測の精度を高めることに成功した。
 
■手首でのランニングパワー計測
自転車ではペダルに専用センサーを付けることで、ペダルに伝わるパワーを計測することが一般的になっている。ランニングでも専用センサーを足につけて走力のワット数を示すランニングパワーを計測することは可能だったが、ヴァンテージ Vは本体のみでランニングパワーを計測できる。
 
ランニングパワーがリアルタイムに分かることで、走っている状況を確認でき、より力の入るフォームの確認ができる。また、トレーニングを続けていけば、同じパワーでも心拍数が低くなっていることが分かり、トレーニング効果を確認することもできる。
 
■トレーニング負荷 Pro(TM)とリカバリー Pro(TM)
Polar既存製品に搭載されていたトレーニング負荷や回復状況の分析機能をさらに強化した。
 
新たに搭載されたトレーニング負荷 Pro(TM)は、負荷を筋肉の疲労度「筋肉負荷」と、心肺機能の疲労度「カーディオ負荷」、自身が感じる疲労度「自覚的負荷」の3種類に分類する。筋肉負荷は、ランニングパワーや自転車のパワーメーターなどでパワー計測をした際に、負荷状況を数値化する。カーディオ負荷は、トレーニングで心拍数を計測し、その結果から負荷を数値化。自覚的負荷はトレーニング後に自分でトレーニングの疲労度を10段階評価することで得られる。
 
トレーニング後に体のどの部分に疲労がたまっているかを数値で確認できる。また、カーディオ負荷は、直近と過去のトレーニング量を数値化し比較することで、体の状況をオーバートレーニングか適正なトレーニング量かのバランスを見ることができる。これによりケガにつながる危険性を確認することができる。
 
リカバリー Pro(TM)は、H10心拍センサーをつけて心電を計測することで、トレーニングによるストレスだけでなく、日常でのストレスも計測し、体の回復状況をより正確に計測。短期的な回復は起立試験で確認し、このデータと自覚的な回復状況(ユーザが回復に関する質問に回答)、長期的なトレーニング負荷を総合的に評価し、トレーニングのアドバイスを行う。
 
※1 2018年10月 同社調べ
※2 2018年10月 同社調べ
※3 リカバリー Pro(TM)利用にはH10が必要