梅雨の晴れ間とは言えない、未だに梅雨入りしていない関西。滋賀県のサイクルショップ「ストラーダバイシクルズ」が主催する「余呉・北国街道サイクリング」イベントに参加してきた。ことのきっかけはストラーダ代表・井上さんの中山道をサイクリングするフェスブック投稿だった。何とも言えない旅情あふれる写真に反応してしまったおっさんは、おもわず「井上さん、私も旧街道に連れてってください!」とバブル期の某映画のような台詞で懇願したのだった。
当日は、湖北に位置するJR余呉駅に集合し、ガイドを務める井上さんより、一日の行程と、旧街道は、道幅も狭く、急に人が飛び出てくることもあるので、通常の半分の速度で走る等の説明があった。走り始めて5分。歴史を刻む看板の前で止まって、早速「賤ヶ岳の戦い」にまつわる小話が始まった。そして走ること5分。念願の北国街道に入ると、神社の鳥居の前で止まって、旧街道の小話が始まった。ふむふむ。さらに走ること500m。旧街道でしか見れない一里塚を発見し、伊能忠敬の測量話で盛り上がる。一体このライドは、一日で終わるんやろか……?と一抹の不安を覚えつつも、疲れてもないのに何かを見るために休む。しかし全然嫌じゃないで、こういうの!!と、ひとりでにやけるアラフィフおやじ。