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ズイフトとUCIが「UCIサイクリングeスポーツ世界選手権」初開催で合意

レース

新種目がサイクリングのサステナブルな未来を生み出す!

アスリート向けの世界的なオンライントレーニングとレースのプラットフォームであるZwift(ズイフト)と国際自転車競技連合 (UCI) は、2020年にUCI Cycling Esports World Championships(UCIサイクリングeスポーツ世界選手権)を初開催することで合意した。eスポーツという新しいサイクリング種目の導入は、サイクリングの歴史において非常に画期的な意味を持つだろう。

ズイフトとUCIは長きにわたり素晴らしいパートナーシップを育んできた。ズイフトは2019年の英国・ヨークシャー大会をはじめ、これまでに3つのUCIロード世界選手権大会のコースをプラットフォームで再現。これらUCIロード世界選手権大会コースにおけるZwifterたちの合計走行距離は約320万kmを突破している。

 


ズイフトは2019年1月にeスポーツ初のプロサイクリストが主役となるリーグ「KISSスーパーリーグ」を立ち上げ、eスポーツ界への進出を遂げた。これに続き、eスポーツのプラットフォーム開発に注力するため、シリーズB投資ラウンドで1億2000万ドルを調達。Highland Europe、Causeway、True Capital、Novatorらが幹事を務めた。

eスポーツへの参入をズイフトが強く推し進める理由に、サステナビリティと参加しやすさが挙げられる。ズイフト eスポーツが従来のイベント開催で必要だった運営コストを節減することで、各ブランドは費用対効果の高い方法でeスポーツに参加できる。それはまた、チームとライダーにとってファン層を築くかつてない好機となる。

UCIとズイフトは共に、サイクリングのフェアプレイとガバナンスに取り組んでいる。今回のパートナーシップにより、双方はUCIが策定するサイクリングeスポーツの新しいルールブックを来年より順守する予定。2020年に初開催される「UCIサイクリングeスポーツ世界選手権」のイベント形式、開催場所、および予選の詳細は、今後数ヵ月以内に発表予定。

 

Zwift(ズイフト)
利用料:1620円/月
対応 OS:Windows、Mac OS、iOS、AppleTV、android
ダウンロード
またはiTunes store、Google play
Zwift公式Facebookページ



UCIのDavid Lappartient会長のコメント:
「私たちはZwiftと一緒に、eスポーツが台頭する様子を見守ってきました。サイクリングというスポーツの統括団体として、UCIは技術的なイノベーションと変革を進んで受け入れるのはもちろん、全てのサイクリング愛好家のニーズに敏感でなくてはいけません。Zwiftは年齢や能力を問わず誰もが楽しめるプラットフォームです。UCIが若い世代にサイクリングの魅力をアピールしようと努める中、eスポーツ大会の開催は非常に素晴らしい機会だと言えます。この新しいサステナブルな種目を通じ、UCIとZwiftはタッグを組んで若者が一段と健康でいられるよう支援することができるのです。」


Zwift EsportsのCEO  Craig Edmondson氏のコメント:
「サイクリングの新しい種目の開拓で何よりも素晴らしいのは、まだ白紙状態で制約がないことです。パリティ (平等)という概念はZwiftにとってきわめて重要です。ZwiftはUCIと力を合わせ、男女平等な競争の場を提供できるよう努めていきます。男女平等な競争の場とは、レースの数とメディアによるレースの報道量が同じで、何よりも賞金が同額であることを意味します。つまり、私たちがフェアプレイと平等の基準を築いていくのです。」


Zwiftの共同創設者でCEOのEric Min氏のコメント:
「私たちは年初にeスポーツのプラットフォームを開発するという野望を掲げました。ですが、Zwiftの展望はそれだけにとどまりません。私たちはサイクリングにおける新種目の確立を目指しているのです。Zwiftがスポーツ界で最高水準の競争の場を提供するという目標に向かってさらに前進するなか、今回のUCIとのパートナーシップは非常に大きな飛躍だと言えます。サイクリングにおける革新的な新種目の確立は、長期にわたるエキサイティングな取り組みとなるでしょう。私たちはまだ出発点に立ったに過ぎません。」


Canyonのストラテジックパートナーシップ部門シニアマネージャーとCanyon ZCCのチームマネージャーを務めるRhys Howell氏のコメント:
「参加しやすさこそ、私たちがCanyon ZCCという初のeスポーツプロチームを結成しようと決断した主な理由の1つです。Zwiftでのレースはまだ始まったばかりですが、従来のサイクリングチームを運営するコストと比較すると、Canyon ZCCの結成は言うまでもなく絶好のチャンスでした。新チーム設立で、私たちはまずは今後の大会で優位に立つ足場を固めました。それだけでなく、新しいファン層にアピールできることも非常に嬉しく思います。」