アレ!アレ!ユキヤ! GPプルエイの最終周回でまさかの落車&リタイア
ツール・ドゥ・リムザンを終えて1週間、新城幸也がコンディションを調整し万全の体調で臨んだワールドツアー、GPプルエイ。一周27kmのアップダウンを9周するコース設定だ。
スタートを待つユキヤ。photo:Miwa IIJIMA
スタート直後、チームメイトを含む4名の逃げが容認され最大15分のタイム差が付くほどメイン集団はゆっくりとレースを進めていく。レースが動きだしたのはラスト4周、逃げている4人のペースも落ち、集団はいっきに差を詰め始める。チームヨーロッパカーもレースを新たな展開に持っていくために集団からアタックを繰り返すが、新城には動きがない。
この時、チームのエースであるトマ・ヴォクレールは新城の調子の良さを確信し、「最後のスプリントに備え、温存しておくように。」と指示を出していた。新城はその指示どおり、集団が一つになり、レースが振り出しに戻った終盤の激しいアタック合戦には参加せず、前方の好位置をキープしながらゴールに備えていた。
しかし、最終周回に入り、前から10番手ほどで下っていた新城がまさかの落車。路肩のくぼみに落ち、肩を強打。さらに背中から右手にかけて擦過傷を負い、レースをリタイアすることになってしまった。
【photo&text:Miwa IIJIMA】
快調に走っていたユキヤ。photo:Miwa IIJIMA
治療を終えた新城選手のコメント:自分の不注意だった…。すごく調子が良かっただけに、本当に残念です。肩が折れてなければ良いが、、、。これでシーズンを終えることにはなりたくないので。
新城選手は、右肩にヒビまたは骨折の疑いがあり専門病院で検査をすることになったが、自宅での日常生活には支障がないとのこと。 ケガの程度が軽く、またすぐに元気な姿を見せてくれるよう祈るばかりだ。