アレ!アレ!ユキヤ!:ツール・ドゥ・リムザン2013で2位入賞!
ツール・ドゥ・リムザン第4ステージ、トップと3秒差の総合2位で迎えた最終日は、3級山岳が3回とスプリントポイントが3回、そして例年どおりリモージュの周回コースでゴールする178.8km。新城幸也(ヨーロッパカー)は昨年同様、このステージでの逆転総合優勝を狙い、チームメイトのアシストを受けながらチャンスをうかがう。
最前列から集中した表情でスタートする新城 photo:Miwa IIJIMA
しかし、序盤から総合順位を上げたい選手たちや区間優勝を狙う選手たちで形成された12人の先頭集団は最大5分の差を開き、途中のスプリントポイントでボーナスタイムを稼ぎながらレースが進んでいく。メイン集団はリーダーチームを中心に先頭を追うものの、 思うようにタイム差を詰めることができないまま1周12kmのリモージュ市街地の周回コースに入った。ここで、12人の先頭集団に選手を送り込めなかったチームも積極的に前を追い始め、先頭集団からも脱落する選手が出て、いっきにタイム差が縮まった。
最終周回に入った上りで逃げていた全員が吸収され、レースは振り出しに戻る。ここで新城は最後のチャンスにかけアタックしたが、集団がすぐに反応。その後カウンターアタックで5人の選手が飛び出し、ゴールまで残り5km。 メイン集団はけん制し合ったため、そのまま5人が逃げ切り、新城は総合1位のエルミガー(IAM)と同じメイン集団の中でゴール。3秒差を詰めることができず、惜しくも総合2位となった。
■ツール・ドゥ・リムザン最終結果
1位 マルティン・エルミガー(イアムサイクリング)
2位 新城幸也(ヨーロッパカー)
3位 アンドレア・ディコッラード(バルディアー二ヴァルヴォレ・CSFイノックス)
4位 セルゲイ・ラグティン(ヴァカンソレイユ・DCM)
5位 ヤニック・マルティネス(ラ・ポンム・マルセイユ)
6位 ギヨーム・ボナフォン(AG2R・ラモンディアル)
7位 ピエリック・フェドリゴ(FDJ)
8位 アノー・ジェラルド(ブルターニュ)
9位 アントニー・デュラプラス(ソジャサン)
10位 ロマン・ルマルシャン(コフィディス)
ツール・ドゥ・リムザン大会公式HP http://www.tourdulimousin.com
新城選手のコメント:目標だった2連覇ができなかったことが本当に悔しい。勝負どころは最後の周回だと考え、それまでチームメイトは完璧にアシストしてくれた。しかし、第一ステージで勝てずについてしまった秒差で、勝負が決まってしまい、その3秒を取り返すことができなかった。それがリムザンですから、次の課題ですね。総合2位を守ったことが最低限、できることはやったと言えるかな。たくさんの応援ありがとうございました。