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ツアー・オブ・ジャパンでバリアーニが総合優勝/東京で西谷区間優勝

レース

5月20日に大阪で開幕した第15回ツアー・オブ・ジャパンは、27日に東京で最終日を迎え、日本のチームNIPPOに所属するイタリアのフォルトゥナート・バリアーニが総合初優勝した。2位はチームメートでコロンビアのフリアンダビド・アレドンド、3位はポーランドのヤロスラフ・ダブロブスキー(アモーレ&ビータ)だった。

37歳のバリアーニは、ジロ・デ・イタリアで2008年に総合12位になったこともあるベテランクライマーで、第3ステージの南信州でチームメートのアレドンドと終盤にアタックし、後続を大きく引き離してゴール。総合優勝への礎を築いた。そして第4ステージの富士山では単独で区間優勝し、グリーンのリーダージャージを獲得した。

バリアーニは「こんなにキツいレースだとは思っていなかったよ。富士山で勝つ選手が総合優勝できるのはわかっていた。TOJは我々のチームの目標だったから、2ヶ月かけて準備をしてきた。スポンサーのためにも勝ててよかった」と、喜びを語っている。

快晴に恵まれた東京ステージは、愛三工業レーシングチームの西谷泰治が集団ゴールスプリントでマクシミリアノアリエル・リチェセ(チームNIPPO)を破って区間優勝。ブルーのポイント賞ジャージも獲得し、会場に詰めかけた大勢のファンに祝福されて表彰台に上がった。総合成績ではシマノレーシングチームの鈴木譲が6位に入っている。

■第6ステージ[5月27日/東京/112.7km]
1 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム/日本)2時間23分21秒
2 マクシミリアノアリエル・リチェセ(チームNIPPO/アルゼンチン)
3 マクシム・アベリン(アモーレ&ビータ/ウクライナ)
4 ムハマドアディク・オスマン(チャンピオンシステム/マレーシア)
5 ショウ・パトリック(ジェネシスウエルスアドバイザーズ/オーストラリア)
6 マリウシュ・ウィシアック(マトリックス・パワータグ/ポーランド)
7 ハオティン・グウォ(香港チーム)
8 廣瀬佳正(宇都宮ブリッツェン)
9 清水都貴(ブリヂストンアンカー/日本)
10 辻善光(チームUKYO/日本)
■個人総合最終成績
1 フォルトゥナート・バリアーニ(チームNIPPO/イタリア)15時間28分26秒
2 フリアンダビド・アレドンド(チームNIPPO/コロンビア)+22秒
3 ヤロスラフ・ダブロブスキー(アモーレ&ビータ/ポーランド)+3分23秒
4 トマ・ルバ(ブリヂストンアンカー/日本)+3分30秒
5 クリス・バトラー(チャンピオンシステム/米国)+6分36秒
6 鈴木譲(シマノレーシングチーム/日本)+6分45秒
7 キャメロン・ワーフ(チャンピオンシステム/オーストラリア)+7分01秒
8 ブレーズ・ソネリー(ブリヂストンアンカー/フランス)+7分04秒
9 佐野淳哉(チームNIPPO/日本)+8分38秒
10 ビエストゥルス・ルクセビクス(アモーレ&ビータ/ラトビア)+8分48秒
[各賞]
■ポイント賞:西谷泰治(愛三工業レーシングチーム/日本)
■山岳賞:フリアンダビド・アレドンド(チームNIPPO/コロンビア)
■チーム時間賞:チームNIPPO(日本)
[各ステージの優勝者]
■第1ステージ(堺):ウイリアム・クラーク(チャンピオンシステム/オーストラリア)
■第2ステージ(美濃):マクシミリアノアリエル・リチェセ(チームNIPPO/アルゼンチン)
■第3ステージ(南信州):フリアンダビド・アレドンド(チームNIPPO/コロンビア)
■第4ステージ(富士山):フォルトゥナート・バリアーニ(チームNIPPO/イタリア)
■第5ステージ(伊豆):カンポー・ワン(香港チーム)
■第6ステージ(東京):西谷泰治(愛三工業レーシングチーム/日本)
(http://www.toj.co.jp/)