ジャパンカップクリテリウムでポーランドのマリチュが優勝

栃木県宇都宮市で開幕したジャパンカップサイクルロードレースは、10月20日に宇都宮市大通り周回コースでクリテリウムを行い、チームサクソバンク・ティンコフバンクのヤロスラフ・マリチュが集団ゴールスプリントを制して優勝した。２位はオリカ・グリーンエッジの別府史之、３位にはクリテリウムスペシャルチームで参加したロビー・マキュアンが入った。優勝したマリチュはレース後に「とても高速のレースだったけど、沿道に大勢の観客がいてとても素晴らしく、楽しく走ることができた。今日はとても調子がいいと感じていたので、チームメートのジョナサン（カントウェル）と話して戦略を立てて、彼が最後にボクを引いてくれたんだ。チームはこのレースにとてもモチベーションを持っていて、とてもいい仕事をしてくれたよ」と、喜びを語っていた。レースは終盤に落車が相次いで混沌としたが、マリチュは「落車がレース展開を変えたなんてことはなかった。ボクは今日、とても強かったからね」と、言っている。このクリテリウムが引退レースだった地元宇都宮ブリッツェンの廣瀬佳正は９位に食い込んで有終の美を飾った。

■２０１２ジャパンカップクリテリウム結果［10月20日／ＵＣＩ未公認レース／31.0km］
１　ヤロスラフ・マリチュ(チームサクソバンク・ティンコフバンク／ポーランド)41分51秒
２　別府史之（オリカ・グリーンエッジ／日本）
３　ロビー・マキュアン（クリテリウムスペシャルチーム／オーストラリア）
４　スティール・ボンホフ（ガーミン・シャープ／オーストラリア）
５　ルーク・ダービソン（チームバジェットフォークリフツ／オーストラリア）
６　ブラッド・ハフ（ジェリーベリーサイクリング／米国）
７　ペーテル・サガン（リクイガス・キャノンデール／スロバキア）
８　ライアン・アンダーソン（スパイターテック・パワードバイＣ１０／カナダ）
９　廣瀬佳正（宇都宮ブリッツェン／日本）
10　窪木一茂（日本ナショナルチーム）
■スプリント賞
５周回　宮澤崇史（チームサクソバンク・ティンコフバンク／日本）
10周回　窪木一茂（日本ナショナルチーム）
15周回　初山翔（宇都宮ブリッツェン／日本）
(http://www.japancup.gr.jp/)