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カーボンロード「アンカー RS9」推進力最大化解析技術により誕生

新製品
ブリヂストンサイクル株式会社(社長:佐藤慎一)は、PROFORMAT(推進力最大化解析技術)により誕生したカーボンフラッグシップロードバイク「ANCHOR RS9」を新たに開発し、同商品を代表とする2016年ANCHORモデルを、全国のアンカー販売店を通し、9月より順次発売する。

また、同時に最大300通り以上から選択可能なカラーオーダーシステムを新たに開発。グラフィックやフレームの質感など、多彩なデザインを楽しめるサービスを提供する。

 


今回発売する「ANCHOR RS9」は、「PROFORMAT」を用いてライダーの力を無駄なく「進む力」に変換する事を可能にしたカーボンフラッグシップロードバイク。
素材、空力、形状、寸法、人、強度、剛性、重量、伝達効率という9つの視点から、推進力という答えをバイクにもたらすべく開発は進められた。

そのためにブリヂストンサイクルは開発システムを大きく見直した。それが「PROFORMAT(推進力最大化解析技術)」だ。株式会社ブリヂストンの研究開発部門である「ブリヂストン中央研究所」と共同研究で構築した、バイクにライダーが乗車して実走している状態でバイクのどこにどのような力がかかっているのかを再現すると同時に、フレームの素材、形状など細かく設定する事で、バイクがどれくらい進むかを走行シミュレーションし、ライダーの力を無駄なく高い伝達効率で「進む力」に変換するフレーム開発技術だ。

シミュレーションによって、ペダリングした時のフレームリヤ部分がねじれることによって発生する舵角を解析。この舵角を小さく抑えることが「進む」バイクには必要ということが分かった。そのためにフレームには新しい断面形状と、超高弾性率タイプ(60t相当)のカーボン素材を採用している。これより前モデル対比約6%の軽量化を達成し、「ANCHOR史上最も進む」ロードバイクとなった。

さらに、新カラーオーダーシステムでは「レーシングカラー」、「シンプルスタイル」という従来の選択に加え、フラッグシップモデルのみ選択可能な「レーススタイル」と、ブラックベースに差し色を最大33色から選べる「エッジスタイル」を追加した4スタイルで構成。

「シンプルスタイル」の場合、最大33色のセレクトカラー、ブラック、ホワイト、シルバー3種類のロゴマーク、質感の異なる3種類の仕上げクリア塗装など、合計すると最大300通り以上の選択が可能。

以上の「ANCHOR RS9」を含め、全51モデルを9月より順次発売する。

 


ANCHOR  RS9」の販売概要
販売地区:全国のアンカー販売店(約650店)
発売予定日:2016年4月より発売予定
標準現金販売価格:
デュラエースモデル  77万5000円(税抜)
アルテグラモデル  52万円(税抜)
フレームセット  35万円(税抜)
* その他「ANCHOR2016年モデル」は2015年9月より順次発売します。

 

1. PROFORMATを用いた「アンカー史上最も進む」フレーム

「PROFORMATプロフォーマット」(PropulsiveForceMaximizationAnalysisTechnology推進力最大化解析技術)とは、今までは固定されたフレームに対し静的な力を加えてフレームの剛性を測定してきたが、「PROFOMAT」は、自転車にライダーが乗車して実走している状態を再現すると同時に、フレームの素材、形状などを細かく設定する事で、自転車がどれくらい進むかを走行シミュレーションし、ライダーの力を無駄なく高い伝達効率で「進む力」に変換する事ができるフレーム開発技術。

その開発技術に加え、これまでのハイエンドカーボンモデルに使用していたカーボン素材に比べ1.5倍以上の弾性率をもつ超高弾性率のウルトラハイモジュラスカーボンを使用し、「アンカー史上最も進む」フレームを実現した。

同じく「PROFOMAT」を用いて開発されたアルミフレームがRS6だ。こちらもとてもよく進むアルミフレームに仕上がっている。

2.細かな部位にもこだわる造形技術

ヘッドセットのベアリング受けを一体化したフロントフォークや、理想的な剛性としなりのバランスを可能にしたループエンド形状。カーボンで一体成型されたフレーム前後のエンド部分など、細かな部位にまでこだわり、重量を可能な限りそぎ落とした。

 

3. ワイヤー/ケーブル フル内蔵

変速機のワイヤー類は機械式、電動式(Di2)共に内蔵ルーティングで電動式(Di2)の場合はバッテリーもシートポストへ内蔵し、外的環境に影響されない変速性能を実現。

 

新カラーオーダーシステム採用

アンカーのカラーオーダーシステムが大きく進化した。各カテゴリーのフラッグシップモデルにのみ選択可能な「レーススタイル」をはじめ、「エッジスタイル」、「シンプルスタイル」という3つの塗り分けデザインが用意されている。「レーススタイル」のデザインは、ボトムラインを「硬く」「強く」、アッパーラインを「しなやかに」「鋭く」表現した。

「エッジスタイル」は16年モデルよりあたらしく加わったデザイン。ブラックをベースにトップチューブとチェーンステー、ダウンチューブ裏側に差し色が配されている。

「シンプルスタイル」はフレームを単色で塗装するスタイル。そこに仕上げクリアに選択肢が増えた。ノーマルにくわえて、シャーベットとハードマットクリアが追加になった。

オンラインでカラーシミュレーションができるウェブページも10月オープン予定だ。
 

問・ブリヂストンサイクル http://www.anchor-bikes.com