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ダウンアンダー第3ステージはゲランズが区間優勝してリーダージャージを獲得!

レース

南半球のオーストラリアで開催中の第18回サントス・ツアー・ダウンアンダーは、1月21日にグレネルグからキャンベルタウンまでの139kmで第3ステージを競い、今大会で3度総合優勝した地元オーストラリアのサイモン・ゲランズ(オリカ・グリーンエッジ)が、ディフェンディングチャンピオンのローハン・デニス(BMC)をスプリントで打ち負かして区間優勝した。

終盤に有名なコークスクリュー・ロードの上り坂を越えた時点で、先頭は10人の精鋭に絞られていたが、前日に区間優勝してリーダージャージを獲得したジャイ・マッカーシー(ティンコフ)も生き残っていた。ゴールはこの10人でのスプリント勝負になり、ゲランズが制してボーナスタイムを獲得し、総合首位に立った。

35歳のゲランズは2014年の12月に鎖骨を骨折し、昨年のダウンアンダーは欠場していた。

「コークスクリューを上るのはとてもキツかった。このレースには良いクライマーが何人かいるのは明らかで、そこに残るために努力しなければならなかった。チームメイトたちが最後の登坂のために、僕をいい位置に上げてくれた。おかげでこの成績を得ることができたから、彼らには本当に感謝しているよ」と、ゲランズは語っている。

第3ステージはコークスクリューの登坂が始まる直前に集団で落車が発生し、タイラー・ファーラー(ディメンションデータ)らが巻き込まれた。落車で自転車が壊れてしまったファーラーは、その場に居合わせた観客の自転車を借りてレースを続け、無事に完走することができた。
 
 
 
 
■第3ステージ結果[1月21日/グレネルグ~キャンベルタウン/139km]

1 サイモン・ゲランズ(オリカ・グリーンエッジ/オーストラリア)3時間37分34秒
2 ローハン・デニス(BMC/オーストラリア)
3 マイケル・ウッズ(キャノンデール/カナダ)
4 ジャイ・マッカーシー(ティンコフ/オーストラリア)
5 ステーベ・モラビト(FDJ/スイス)
6 ラファエル・バルス(ロット・ソウダル/スペイン)
7 セルヒオ・エナオ(チームスカイ/コロンビア)
8 ドメニコ・ポッゾビーボ(AG2R・ラモンディアル/イタリア)
9 リッチー・ポート(BMC/オーストラリア)
10 ルベン・フェルナンデス(モビスター/スペイン)

■第3ステージまでの総合成績
1 サイモン・ゲランズ(オリカ・グリーンエッジ/オーストラリア)10時間28分12秒
2 ジャイ・マッカーシー(ティンコフ/オーストラリア)+3秒
3 ローハン・デニス(BMC/オーストラリア)+5秒
4 マイケル・ウッズ(キャノンデール/カナダ)+11秒
5 セルヒオ・エナオ(チームスカイ/コロンビア)+15秒
6 ラファエル・バルス(ロット・ソウダル/スペイン)+15秒
7 ルベン・フェルナンデス(モビスター/スペイン)+15秒
8 ステーベ・モラビト(FDJ/スイス)+15秒
9 ドメニコ・ポッゾビーボ(AG2R・ラモンディアル/イタリア)+15秒
10 リッチー・ポート(BMC/オーストラリア)+15秒
(http://www.tourdownunder.com.au)