ニュース

宇都宮ブリッツェン2016始動! 記者発表&パーティー

レース

2008年に誕生し、地域密着型自転車チームのパイオニアとして走り続ける宇都宮ブリッツェンが、8年目のシーズンに向けたチームプレゼンテーション&ファンへ向けたパーティーを宇都宮グラドホテルで開催した。

今年のキーワードは「Go For」。何かを求める、追求するがテーマだ。プレゼンテーションの冒頭で、廣瀬 佳正GMは「2014年の布陣ははいままでで最強のブリッツェンと言われたが、今年はそれを超える強いブリッツェンを見せることができると思う。そんなメンバーをそろえることができた」と語った。

メンバーは昨年から引き続き所属する阿部嵩之、大久保陣、鈴木真理、鈴木 譲、堀 孝明、増田成幸に加え、那須ブラーゼンから雨澤毅明、小野寺玲2人が新規加入。さらに2年間自転車競技を離れていた飯野智行がチームに復帰する。

「純日本人チームとして国内ロードレースの中心に」清水裕輔監督コメント


今年も初戦はツール・ド・台湾となりますが、国内レースを主戦場とします。新規に奈良のクリテリウム、山口でのクリテリウム、TTが開催される全24戦。レースの数はほぼ同じだが、内容としてチームTTが減ってロードレースが増え、チーム力を武器とする宇都宮ブリッツェンが活躍できるシーンも多いと思う。

監督として3年目。継続してやっているメンバーが6人。スタッフ同士の連携もかなりうまくいってきた。沖縄キャンプ、3年目にしてようやく手ごたえを感じている。

目標は、なんとしても全日本選手権優勝。それを核としていきたい。細かい目標は毎年言っていることと変わらないが、Jプロツアーにおける外国人選手比率、そのポテンシャルはやはり懸案。彼らを乗り越え、次のステージが見えてくると思っている。

注目選手のインタビューは後日お届けする。

パナレーサーのチューブラータイヤプロトタイプをテスト中!


バイクは引き続きメリダを使用する。タイヤもパナレーサーが継続してサポートを行う。現在、チューブラータイヤの新作をテスト中とのことで、選手、スタッフからのフィードバックをもとに開発の途上にある。タイヤの精度、剛性は今までにない性能に仕上がっているという。
 

新たな育成システム「Up B-ling System(アップブリングシステム)」始動

総受講者数3万6000人の自転車安全教室を始め、下部組織のブラウブリッツェン、作新学院大学自転車部設立と、宇都宮にはさまざまな自転車競技のための組織がある。それをひとつのシステムとすることで、宇都宮から自転車選手を輩出しようというもの。

2017年にはジュニアクラブを設立し、宇都宮からプロ選手が巣立っていくようなシステムが目標だ。子供たちにあこがれの競技として自転車競技を認識してもらい、トッププロが始動できる環境を整備していく。