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デローザ新モデル「SK by ピニンファリーナ」2016 チームエディションが鮮烈デビュー
レース
2016.02.25
2015年秋に発表されたデローザの新モデル「SK by ピニンファリーナ」のNIPPO・ヴィーニファンティーニ チームエディションが誕生した。チームカラーを纏った美しいイタリアンバイクは、今週末に開催されるオンループ・ヘット・ニュースブランド(ベルギー)、クールネ〜ブリュッセル〜クールネ(ベルギー)、そしてグランプレミオ・チッタ・ディ・ルガーノ(スイス)で披露され、順次実戦に投入される。
「SK by ピニンファリーナ」は、デローザのトップモデルの1つであった軽量な「スーパーキング」をさらに進化させたモデルとして、2015年秋に発表された。そのモデル名のとおり、イタリアが誇る世界的工業デザイン企業・ピニンファリーナ社との共同開発で放たれたモデルで、デローザ社のもつ伝統、確かな技術とピニンファリーナ社の持ち味である洗練されたデザインが融合し、両社のスポーツへの熱い情熱が素晴らしいエアロロードバイクを誕生させた。
ピニンファリーナ社は、1930年創業で、イタリア北部のトリノを拠点としており、工業製品やフェラーリなどの自動車デザインで世界の最先端をいく。2006年のトリノ五輪では、聖火台のデザインを手がけたことでも知られている。
「SK by ピニンファリーナ」は、“エアロダイナミックス、速さ、エレガント” をキーワードに開発され、ピンファリーナ社の設備で空洞実験が繰り返された。軽さという点では「スーパーキング」から15%の軽量化に成功。美しいホリゾンタルフレームや短いリア〜センターによる反応の良さ、高い剛性も特徴的なハイエンドモデルとなる。
チームエディションは、鮮やかなブルーと蛍光オレンジで彩られ、カンパニョーロ社のスーパーレコードEPSを搭載している。また今回から新しくカンパニョーロ社のダイレクトマウントブレーキが採用され、エアロ効果はもちろんのこと、バイクの美しさやブレーキ制御力が向上した。
左上. トップチューブに入るピニンファリーナのサイン。
左下. 個性が光るシートチューブとシートステーの融合部。鏡面仕上げされたシルバーで「SK by ピニンファリーナ」のロゴが入る。
右. チームバイクに新しく採用されたカンパニョーロ社のスーパーレコードEPS・ダイレクトマウントブレーキ。フォーク形状もブレーキ形状に合わせてエアロ効果を高める設計が施されている
デローザ社CEO クリスチャーノ・デローザ氏のコメント
「『SK』はピニンファリーナとの共同製作を通じて得た、たくさんの学びが詰め込まれた素晴らしい一台です。昨年9月の発表から、自分たちはNIPPO・ヴィーニファンティーニのためのカラーリングや仕様について熟考を重ねていました。今週末に控えるプロレースでの実戦デビューを心から楽しみにしています」
なお、チームは引き続きデローザ「PROTOS(プロトス)」チームエディションも使用していくが、今回は所属する17名の選手全員にカンパニョーロ社の最新型スーパーレコードEPS搭載の「SK by ピニンファリーナ」が準備された。
すでに数名の選手が今週末のレースに向けて、供給されたばかりの「SK by ピニンファリーナ」でトレーニングを行っている。今後は各選手の脚質や好みに合わせながら、いずれかのモデルをチョイスし、選手によってはレースのコースプロフィール次第で使い分けすることも検討されている。
http://teamnippo.jp