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フジ-ゾンコラン・カルニアクラシック記者会見。ビクシス・ジャパンがツアーを後援

イベント
静岡県とイタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の友好提携と、2017年のインターナショナル・フジ-ゾンコラン・カルニアクラシックを発表する記者会見が、2017年4月19日、東京都港区のイタリア大使館で行われた。

ジョルジョ・スタラーチェ次期駐日イタリア大使と静岡県の難波喬司(なんば たかし)副知事が出席して、交流事業の目玉であるこのグランフォンド(市民自転車ロードレース)の意義を説明した。

 

毎年交互に自転車イベント参加

スターラーチェ次期駐日大使と、イベント主催者から贈呈された背に名が入ったジャージを着た難波副知事がガッチリ握手
スターラーチェ次期駐日大使と、イベント主催者から贈呈された背に名が入ったジャージを着た難波副知事がガッチリ握手


モンテ・ゾンコランはジロ・デ・イタリアに過去5回組み込まれた急峻な山岳ルート。富士山静岡側のあざみラインはツアー・オブ・ジャパン屈指の山岳ステージ。共通するのが勾配のきつさで、最大勾配は22%! 

2015年から毎年交互に、フリウリ州のカルニアクラシックと、静岡県の“フジ-ゾンコランヒルクライムin小山町”およびロングライドイベントの“伊豆イチ”に参加し合う交流が始まった。初年は日本からイタリアへ7人が参加(ツアー参加者は約20人)、2016年はイタリアからライダーと家族合わせて約40人が来日。2巡目の今年は、ツアーの内容を充実させて参加者の増大を図る。

実際にグランフォンドに参加した経験がある難波副知事がイベントの魅力を次のように語った。
まずはサポート態勢の充実。公道を完全閉鎖し、隊列には先導車と最後尾の救急車が付く。そして、おもてなしと人々との交流。開催中の夜は広場でパーティー。現地では日本からの参加を心待ちにしているという。

スターラーチェ次期大使は、2018年に静岡開催のイベントに、イタリア大使館チームを作って参戦して静岡県に挑戦と表明。個人的な友人であるV・ニバリを加えるという、まさかの補強策まで披露した。さらに、ロードレースの愛好者である次期大使の兄、フランチェスコ氏も誘うとのこと。
 

8日間ツアーではハンドメイド自転車工房を見学

今年、フリウリ州のイベントへ参加するツアー“ゾンコラン峠を走るグランフォンドモンテ・フジ-ゾンコラン・カルニアクラシック6・8日間”を、JTB中部が企画して参加者を募集中。ツアーのポイントは次のとおり。

・6日間と8日間、2つの旅行期間を設定
・8月24日発なので8月中に帰国できる
・発着とも羽田空港
・現地で自転車のレンタルが可能
・レースに参加しない人にも楽しめるプランを設定

さらに、8日間コースでは、レースの翌日、ミラノ北東部ブリアンツァにある、ハンドメイドのロードバイク工房“BIXXIS(ビクシス)”の工房を見学する。

BIXXISとは“21世紀のためのイタリアンバイク”を意味する。工房の主催者は、ドリアーノ・デローザ。デ・ローザの創業者、ウーゴ・デローザの次男だ。15歳からフレーム作りに携わり、TIG溶接による金属フレーム作りの名人として知られる。創業は2015年の若い工房だが、2016年のNHABS(北米ハンドメードバイシクルショー)で、出展したクロモリバイクの“プリマ”が最優秀賞とカンパニョーロ賞を受賞して、世界デビューを果たした。

 
ビクシス・ジャパンがツアーを後援。記者会見場のイタリア大使館に、NHABS2016の最優秀賞車“プリマ”が展示された
ビクシス・ジャパンがツアーを後援。記者会見場のイタリア大使館に、NHABS2016の最優秀賞車“プリマ”が展示された


ゾンコラン峠を走るグランフォンド「フジ-ゾンコラン カルニアクラシック」ツアー
旅行期間:2017年8月24日(木)~8月29日(火)4泊6日

6日間 31万5000円(税込)
http://sports.jtb.co.jp/triwwwp/tours/view/629/cub2017001

8日間 39万8000円(税込)
http://sports.jtb.co.jp/triwwwp/tours/view/631/cub2017002

出発地:東京・羽田
目的地:イタリア・ヴェネツィア

ツアーの問い合わせ:
JTB中部静岡支店(担当:大石)054-251-2398