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ツアー・オブ・ジャパン第1ステージ個人TTはサマーヒルが優勝
レース
2017.05.21
『NTN presents 第20回ツアー・オブ・ジャパン(アジアツアー2.1)』が2017年5月21日(日)、大阪・堺市で開幕した。
第1ステージは2.65kmのコースで個人タイムトライアルが競われ、16チーム、95選手が出走。第3グループで44番走者だった米国のダニエル・サマーヒル(ユナイテッドヘルスケア)が3分15秒53で優勝し、総合リーダーのグリーンジャージに袖を通した。
「疲れたよ。レースはとても素晴らしかった。初めての日本で素晴らしい経験ができた。ここは美しい国で、とても清潔で、いい時間を過ごせそうだ。(今日は)チームのみんなが1位を狙っていたと思う。大きな山の後で、チームの誰かがこのレースの最後に1位だったらいいなあと僕は思っているよ」と、サマーヒルはゴール後に語っていた。
■第1ステージ結果[堺/2.65km(個人タイムトライアル)]
1 ダニエル・サマーヒル(ユナイテッドヘルスケア/米国)3分15秒53
2 アンソニー・ジャコッポ(アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス/オーストラリア )+0:00:45
3 イバン・ガルシア・コルティナ(バーレーン・メリダ/スペイン)+00:00.83
4 ジョン・アベラストゥリ・イサガ(チーム右京/スペイン)+00:01.44
5 マルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ/イタリア)+00:02.81
6 オスカル・プジョル(チーム右京/スペイン)+00:03.54
7 ネイサン・アール(チーム右京/オーストラリア)+00:03.79
8 岡篤志(宇都宮ブリッツェン/日本)+00:03.79
9 ロビー・ハッカー(アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス/オーストラリア)+00:04.32
10 ラックラン・ノリス(ユナイテッドヘルスケア/オーストラリア)+00:04.88
[各賞]
■ポイント賞:ダニエル・サマーヒル(ユナイテッドヘルスケア/米国)
■新人賞:イバン・ガルシア・コルティナ(バーレーン・メリダ/スペイン)
■チーム成績:チーム右京(日本)
http://www.toj.co.jp/2017/home
ユナイテッドヘルスケアのルダン監督にインタビュー
昨年につづいて2度目の来日となった米国のユナイテッドヘルスケアプロフェッショナルサイクリングチーム(UCIプロコンチネンタルチーム)は、大会初日の午前中に開催された堺国際クリテリウムでルーク・キオー(米国)が制し、午後の第1ステージはダニエル・サマーヒル(米国)が優勝した。
2年連続でチームを率いて来日しているベルギー人のヘンドリック・レダン監督は、1992年に開催されたジャパンカップサイクルロードレース第1回大会の覇者だ。レース後、レダン監督に話を聞いた。
Q:この勝利は期待していたものだった?
レダン監督:ここには専門的なチームで来ている。だから優勝は期待通りだったかと言えばもちろんだ。しかし、トライしたとしても終わるまでわからないものだ。期待しても、そう簡単にできるものではない。我々は最後の表彰台に誰かが上がれることを望んでいるよ。
Q:今日は2つのレースを両方とも勝ったことについては?
レダン監督:スプリントに関しては、キオーは勝てるにちがいないという自信があった。しかし、タイムトライアルはわからないものだ。サマーヒルは強い選手で、セミスプリンターだからこれくらいの短いタイムトライアルはスペシャリストだ。去年は2位だったから(※コロンビアのカルロス・アルサテが第1ステージで2位だった)、今年はとてもいいスタートになったよ。
Q:この後、グリーンジャージを守るのは大変では?
レダン監督:富士山ステージはサマーヒルにはキツすぎるだろう。しかし、我々は強いチームで他の選手もいる。グリーンジャージを守る努力はするが、タイム差はわずかだ。どうなるかは明日にはわかるだろう。