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日本初! 中長距離トラック女子プロチーム「CIEL BLEU KANOYA」
2016.02.09
所属選手は上野みなみ、塚越さくら
「CIEL BLEU KANOYA(シエルブルーカノヤ)」に所属するのは2人の女子選手。現在、鹿屋体育大学の学生として自転車競技部に所属し、トラックのアジア選手権、世界選手権を闘っている上野みなみと塚越さくらだ。今年開催されるリオ五輪、そして2020年の東京五輪でのメダル活躍を目指す。チーム名はフランス語で「鹿屋の青い空」を意味する。
すでに鹿屋体育大学自転車競技部に対してスポンサードを行っているメルセデスベンツは、彼女たちの活躍に対してもサポートを決定した。
目標はリオ五輪、そして東京五輪でのメダル獲得
パーシュート、スクラッチ、ポイントレースが中長距離トラック競技。あえてトラック競技全般ではなく中長距離に絞った狙いをGM兼監督の高宮正嗣氏に聞いた。
「所属選手2人が、今もっとも実績を築き上げている競技にフォーカスしました。昨年の世界選手権ポイントレースで銀メダルを獲得した上野みなみと、先ごろ開催されたアジア選手権オムニアムで銅メダルを獲得した塚越さくら。さらに今年のアジア選手権でも団体追い抜きで日本記録を更新しています。
同時にUCIロードチームとしても登録します。ですので、いままで日本代表として行かなかったレースにもチームとして参戦しポイントを取りに行くことができますし。国内のロードレースにも出場していきます。それがトラック競技での強化にもつながっていくので」
現在は2人しかいないが、将来的には鹿屋体育大学のOGに限らず広く選手を集めていく予定とのこと。
「所属選手2人が、今もっとも実績を築き上げている競技にフォーカスしました。昨年の世界選手権ポイントレースで銀メダルを獲得した上野みなみと、先ごろ開催されたアジア選手権オムニアムで銅メダルを獲得した塚越さくら。さらに今年のアジア選手権でも団体追い抜きで日本記録を更新しています。
同時にUCIロードチームとしても登録します。ですので、いままで日本代表として行かなかったレースにもチームとして参戦しポイントを取りに行くことができますし。国内のロードレースにも出場していきます。それがトラック競技での強化にもつながっていくので」
現在は2人しかいないが、将来的には鹿屋体育大学のOGに限らず広く選手を集めていく予定とのこと。
またチーム設立の狙いを「2020年には東京五輪があるのはもちろん、地元鹿児島で国体が開催されることになっています。それに向けて地域に自転車文化を根付かせるために地元にプロチームをと考えました。そして学生で高いレベルの成績を残している選手が卒業後に活躍できる機会がとても少ないという現状を変えたいという思いも。それが日本初のチームを設立につながりました。」と語った。
鹿屋体育大学自転車競技部の黒川監督はトレーニング面でのサポートを行っていく。
サポートカーの新型Vクラスは、エクストラロングと一番大きいサイズのモデル。前2列のシートを残して後方は大きなラゲッジスペースとして使えるので、バイクを車内に収納できるというメリットがある。
五輪出場枠争いは厳しいもの。リオ五輪に向けた闘いの経験を東京五輪で活かしたい
上野みなみのコメント:
サポートカーがすばらしいというのはもちろんうれしい。それがいい刺激になります。そのサポートに見合う以上の活躍しなければならないと思います。塚越とはお互い得意なことが違うので、いい練習相手。ライバルでもあります。
練習環境は今まで通り鹿屋ですが、気持ちはプロになることで大きな変化があります。今まで以上に成績にこだわっていきたい。リオ五輪の枠取りのためにワールドカップへ参戦していますが、ハイレベルなレースが続き、五輪へ出場するということの難しさを感じています。そのうえでリオ五輪に出場し経験を積みたい。そして重要なのは東京五輪。リオへの経験を東京五輪に活かしたいと思っています。
塚越さくらのコメント:
クルマばかりが目立ってしまっても駄目だと思っています。やはり選手である以上自分たちが活躍して注目してもらえるような成績を残したい。学生として走ってきましたが、プロになることでスポンサーに結果で恩返しをしていかなければならないと思っています。
ワールドカップでオリンピック枠をかけた闘いは、いままで思っていた以上に難しい。それを痛感しています。五輪は出るだけですごいけれども、出場してさらに成績を残したいし、その経験を東京五輪に活かしたいです。
中長距離トラック女子プロチーム「CIEL BLEU KANOYA」の初戦はロンドンで開催されるトラックのワールドカップに参戦する。リオ五輪への出場枠をかけた重要な闘いだ。