トピックス
【入門ロードバイク2017】シャイデック・GTカーボン アルテグラ
2017.05.04
970gのフレームにアルテグラをフル装備
総合アウトドアメーカーのモンベルがプロデュースする軽量自転車シリーズ「シャイデック」は、2014年にデビューした。このブランド名はスイスの名峰アイガーの麓にある峠に由来し、ラインナップはロードバイク、クロスバイク、MTB、ツーリング バイクの4カテゴリーから成る。
モンベルでは創業当時からファンクション・イズ・ビューティー(無駄を省いて使いやすさを追求したものには機能美が宿る)と、ライト・ アンド・ファスト(軽量化を図ることで迅速かつ安全に行動できる)を基本コンセプトとして掲げており、この考えは自転車作りにも同様に当てはめられている。
GTカーボンは、シャイデックに共通する日本人の体格に最適なジオメトリーを採用。さらにカーボンはトレカのT800を使用しつつ、一般ライダー向けに剛性バランスを最適化し、しなやかで快適な乗りごこちを実現している。
ここに紹介するのはシマノ・アルテグラ仕様で、何とホイールまでグレードを統一。さらにステムやシートポスト、サドルはいずれも軽量タイプで、タイヤはパナレーサーのレースLという徹底ぶり。入門ロードという枠を超えた、モンベルの本気度がわかる一台だ。
モンベルでは創業当時からファンクション・イズ・ビューティー(無駄を省いて使いやすさを追求したものには機能美が宿る)と、ライト・ アンド・ファスト(軽量化を図ることで迅速かつ安全に行動できる)を基本コンセプトとして掲げており、この考えは自転車作りにも同様に当てはめられている。
GTカーボンは、シャイデックに共通する日本人の体格に最適なジオメトリーを採用。さらにカーボンはトレカのT800を使用しつつ、一般ライダー向けに剛性バランスを最適化し、しなやかで快適な乗りごこちを実現している。
ここに紹介するのはシマノ・アルテグラ仕様で、何とホイールまでグレードを統一。さらにステムやシートポスト、サドルはいずれも軽量タイプで、タイヤはパナレーサーのレースLという徹底ぶり。入門ロードという枠を超えた、モンベルの本気度がわかる一台だ。
SCHEIDEGG GT CARBON ULTEGRA
シャイデック・GTカーボン アルテグラ
シマノ・アルテグラ完成車価格/29万8000円(税抜)
フレーム●トレカT800カーボン
フォーク●トレカT800カーボン
メインコンポ●シマノ・アルテグラ
ホイール●シマノ・WH-6800
タイヤ●パナレーサー・レースLエボ3
ハンドルバー●モンベル・オリジナルアルミハンドル
ステム●モンベル・オリジナルアルミステム
シートポスト●モンベル・オリジナルアルミポスト
サドル●モンベル・オリジナルサドル
サイズ●S、M、L
カラー●カーボン
試乗車実測重量●7.01kg(Mサイズ、ペダルなし)
大屋雄一の試乗インプレッション
今回試乗したMサイズを例に挙げると、ヘッド角が72度と寝ているのに対して、シート角は75度と立ち気味だ。これらによってトップチューブ長を短縮し、モンベルの主張する日本人向けのジオメトリーを構築しているのだろう。ヘッドチューブが相対的に長めとなるので、サイズ選びの際はこの点にも注目したい。
走りはとにかく軽快だ。ペダルへの入力に対して小気味良く加速してくれ、車体を左右に振ってのダンシングもとにかく軽い。そして、ハンドリングも優秀だ。クイックすぎない弱アンダー傾向なので、ペダリングにムラがあっても走行ラインがブレにくく、それでいて直進性が強すぎるわけではないので、視線を向けた方向へとスムーズに旋回する。
あまりにも微振動の吸収性がいいのでタイヤを外してみたら、中からパナレーサーの軽量チューブ、Rエアーが出てきた。このようにアッセンブルされているパーツに一切の妥協がなく、素の状態での走行性能は大手ブランド以上と断言できる。
走りはとにかく軽快だ。ペダルへの入力に対して小気味良く加速してくれ、車体を左右に振ってのダンシングもとにかく軽い。そして、ハンドリングも優秀だ。クイックすぎない弱アンダー傾向なので、ペダリングにムラがあっても走行ラインがブレにくく、それでいて直進性が強すぎるわけではないので、視線を向けた方向へとスムーズに旋回する。
あまりにも微振動の吸収性がいいのでタイヤを外してみたら、中からパナレーサーの軽量チューブ、Rエアーが出てきた。このようにアッセンブルされているパーツに一切の妥協がなく、素の状態での走行性能は大手ブランド以上と断言できる。