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3/23 来日1週間のセバスチャン・モラが優勝! JBCF第一回宇都宮クリテリウム

レース

3月23日(日)、第一回JBCF宇都宮クリテリウムが、栃木県宇都宮市の清原工業団地内の周回コースで行なわれた。 

国内ロードレースシリーズの最高峰であるジャパンプロツアーの第一戦ということで、各チームの仕上がりが気になるところ。残念ながらシマノレーシングとブリヂストンアンカーはエントリーがなかった。

観戦エリア横の清原中央公園には、地元の名産品やグルメを楽しめる出店エリアや、ステージ上ではトークショーなどを開催。優勝選手当てクイズを会場で同時開催し、観客を飽きさせないように工夫されたレース運営だった。

 

 

最上位クラスタであるPカテゴリーは一周2.7kmを25周する67.5kmで争われた。5周回ごと、計4回のスプリント賞周回が設定され、最終周回の着順でレースの優勝者が決まる。快晴の元スタートしたのは19チーム120人。

序盤から逃げを作りたいチームがアタックを繰り出し、それをスプリント賞周回に向かって、集団が吸収するという展開。地元チームである宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼンへの声援はひときわ大きかった。 

途中のスプリント周回は、1回目窪木一茂(チーム右京)、2回目小室雅成(ロヂャースレーシングチーム)、3回目は再び窪木、4回目はマトリックスに新加入したスペイン人セバスチャン・モラ(マトリックスパワータグ)。 

最終フィニッシュは大集団のゴールスプリントに持ち込まれた。伸びてきたのはマトリックスパワータグのセバスチャン、イナーメアイランド信濃山形の皿屋、チーム右京の窪木、宇都宮ブリッツェンの鈴木真理。これを制したのはセバスチャンだった。2位と僅差だったためにビデオ判定に、その差はタイヤ一本。2位皿屋(イナーメアイランド信濃山形)、3位には窪木が入った。

 

●優勝したセバスチャン・モラ

 

日本にきてまだ一週間だけれど、すごく親切な国でこれからの生活が楽しみだ。

今日のレースはラスト3周からチームがサポートしてくれたので、位置取りがうまくいった。おちついて最後のスプリントに持ち込むことができた。西日本チャレンジにつづいて、チームとしてはまだ2回目のレースなので、これからもっとファミリーになっていくと思う。

まだ日本に来て日が浅いので、今日の結果を踏まえてこれから日本のレースでどんなふうに闘っていくか考える。

今日の勝ち方でスプリンターとして見られるかもしれないけれど、これからのレースでもっといろいろな形で自分を表現していきたいと思っている。チームとしても。

 

●ピュアホワイトジャージの雨澤(JプロツアーのU23個人総合リーダーに与えられるピュアホワイトジャージを獲得した雨澤毅明・那須ブラーゼンのコメント)

 

目標としていたピュアホワイトジャージをひとまず手に入れられました。でも、前半から中盤にかけてのアタック合戦に自分が加わる予定でしたが、ポジション取りがよくなくアタックに乗れなかった。だから脚は残っていたので、後半は(鈴木)近成のアシストのはずが、それも上手く行かなかった。今日の走りにはまったく満足していない。反省点の多い内容でした。

今日のレースでわかった課題をクリアして次につなげたいです。次の伊吹山でもこのジャージをキープできるように頑張りたいと思います。ヒルクライムは苦手ではないので。

 

■宇都宮ブリッツェン清水監督

 

ホームレースであるこのレースを。JPTではいまだかつてないほどの観客を集められたのはうれしい。

レースについて、チームの作戦としては序盤からレースを厳しくしてくというものでした。最初にできた逃げには阿部が乗り、いいメンバーで、マトリックスの脚を使わせることができた。けれど途中でスプリントを狙いに行かせたかった(鈴木)真理、(鈴木)譲の2人が落車に巻き込まれれしまった。これを不運とか、いいわけにはしたくないですが・・・。

今日のレースは、課題を明らかにすることができたと割りきって、このチームメンバーでそれを解決していき、今シーズンを闘っていきたいと思っている。

 

 

 

2014/3/23(日)JPT第1戦

JBCF宇都宮クリテリウム(宇都宮市清原工業団地)

P1 67.5km(2.7kmx25Laps)

1位 セバスチャン・モラ(マトリックス・パワータグ)1h26m16s 46.94km/h

2位 皿屋豊(イナーメ信濃山形)st

3位 窪木一茂(Team UKYO)st

4位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)st

5位 中村龍太郎(イナーメ信濃山形)st

6位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)st

7位 鈴木近成(那須ブラーゼン)st

8位 大塚航(JP SPORTS TEST TEAM)st

9位 藤岡克磨(CROPS x championsystem)st

10位 小室雅成(ロヂャースレーシングチーム)st

29位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)+03s

32位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+03s

45位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)+08s

46位 城田大和(宇都宮ブリッツェン)+08s

90位 青柳憲輝(宇都宮ブリッツェン)+3m05s

DNF 堀 孝明(宇都宮ブリッツェン)

出走120名/完走93名