ツール・ド・フランス観戦ツアー帯同記1
1998年にスタートしたツール・ド・フランス観戦ツアー。ツールをツアーとして観戦できる唯一のものだ。今年は20人の参加があった。成田空港からKLM航空でアムステルダム・スキポール空港経由、約17時間のフライトでフランス・トゥールーズに到着。
世界的にも他に類を見ないツールの観戦ツアー。サポートしてくれるのはフランス在住ガイドさんだ。旅の行程は、バスで移動するのだが、レースの交通規制をくぐり抜けてなるべくコースの近くまで走ることが求められる。普通のツアーとはまた違ったスキルが必要になるわけだが、ドライバーもベテランなので大丈夫。
フランス初日はツール2回目の休息日。選手が泊まっているホテルを訪問する。第16ステージのスタートであるカルカッソンヌ周辺に各チームが分かれて投宿している。ツアーが訪れたのは新城選手がいるヨーロッパカーが宿泊しているホテル。カルカッソンヌから60kmほど離れた小さな村にある、眺めのいいステキなホテルだ。他にはティンコフ・サクソ、チームジャイアント・シマノ、トレックファクトリーレーシングが同じ宿。
休息日の選手は、家族との時間を過ごし、ファンサービスをしてお昼前には練習に出発。午後からは記者会見に臨む選手もいる。ツアーは練習に出発する直前の選手を出待ちした。ツアーの参加者はおのおのご贔屓の選手を見つけてサインをもらったり、一緒に写真を撮ったりして過ごした。
他のチームがすべて練習に出発した後にヨーロッパカーの選手、そして新城選手が登場! 笑顔でサインや記念撮影に応じてくれた。その笑顔に少し疲れが見えたのが心配。2週間も闘っていれば無理もない。それでもファンサービスを怠らない彼の姿勢に選手としての強さを見た。
明日はカルカッソンヌのスタートを見る予定だ。