ニュース
MTB全日本選ジュニア：沢田時が優勝、前田公平2位
レース
2011.07.24
長野県富士見パノラマスキー場で開催されたMTB全日本選手権ジュニアカテゴリーにて、沢田時が優勝、前田公平が２位を獲得、HARO/ENDLESS/ProRideがワンツーフィニッシュを飾った。このあとも世界選手権などのビッグレースが控えており、引き続き全力で取り組んでいく。
XCジュニア1位 沢田 時（HARO/ENDLESS/ProRide）
XCジュニア2位 前田 公平（HARO/ENDLESS/ProRide）
沢田選手のレポート：今シーズン最大の目標であった全日本選手権に参戦してきた。日本一を決める重要なレース。このレースで勝つことを目標に練習を積んできた。強い日差しの中、9時にレースがスタート。うまく反応しトップに立つ。その後2人に抜かれたが、シングルの下りに入る前には2番手に上がり、チームメイトの前田選手の後で下り始めることができた。前田選手は下りが速くてついていくのに苦労するが、集中して前を追いかけていくちに、後続の選手を引き離していった。下り終わるときには、前田選手と2人で抜け出した。長い登り坂で先頭に立ち、ペースを上げていく。展開としてはイメージ通りに進んでいたが、予想以上に身体がきつい。2周目に入ったが、呼吸が荒く思うようにペースが上がらない。標高、気温が高いため予想はしていたが、とにかくきつい。前田選手との差は30秒ほど。まだまだ油断ならない。3周目も同じくらいの差で進んでいく 。登りでペースが上がっていない分、下りでタイムロスしないように試走で決めたラインを丁寧に走っていった。そして最終周回である4周目。負けられないという思いから気合いのアタック！4周目はこの日のレースの中で一番うまく走ることができた。優勝を確信したところで、ミスのないよう丁寧に走りながら、ゴールを目指した。
ゴールにはいつも応援してくれるたくさんの方が待っていてくれて、本当に嬉しかった。調子が悪くキレのない走りのレースだったが、最後まで集中力を切らさずに走り、勝つことができた。自分の思うようにように走れない中でも目標を達成できたことは自信になった。次こそは、自分の理想の走りで優勝できるように、これからも練習を頑張っていきます。たくさんの応援ありがとうございました。
前田選手のレポート：初めての全日本選手権。普段と違い、朝から緊張していた。スタートは9時。久々の朝一番のレースで少しは涼しいかと思ったが、日差しが強く、とても暑かった。かけ水、水分補給を怠るとすぐ熱中症になることが予想された。今回、ジュニアの出走は11人。僕は最前列に並ぶことができた。そして号砲。得意のスタートダッシュで一気にとび出す。予定がスタートでクリートのキャッチをミスしてしまい、いきなり出遅れる。だが、その後のダッシュで先頭まで行くことができ、そのまま最初のシングルに入ることができた。その後の登りでチームメイトの沢田選手にパスされるが、調子がよかったためか意外と差が広がらなかった。それでも差は少しずつ開いていき、ラストでペースダウンしてしまい、一気に差が開いてしまった。そのまま単独2位でのゴールとなった。脚攣りもなく、登りも下りも今までで一番良い走りができた。3位に大きく差をつけてのゴール、チームで1、2フィニッシュを決めることができてよかった。ただ、来年は一番高いところに乗りたいと思った。
XCジュニア2位 前田 公平（HARO/ENDLESS/ProRide）
沢田選手のレポート：今シーズン最大の目標であった全日本選手権に参戦してきた。日本一を決める重要なレース。このレースで勝つことを目標に練習を積んできた。強い日差しの中、9時にレースがスタート。うまく反応しトップに立つ。その後2人に抜かれたが、シングルの下りに入る前には2番手に上がり、チームメイトの前田選手の後で下り始めることができた。前田選手は下りが速くてついていくのに苦労するが、集中して前を追いかけていくちに、後続の選手を引き離していった。下り終わるときには、前田選手と2人で抜け出した。長い登り坂で先頭に立ち、ペースを上げていく。展開としてはイメージ通りに進んでいたが、予想以上に身体がきつい。2周目に入ったが、呼吸が荒く思うようにペースが上がらない。標高、気温が高いため予想はしていたが、とにかくきつい。前田選手との差は30秒ほど。まだまだ油断ならない。3周目も同じくらいの差で進んでいく 。登りでペースが上がっていない分、下りでタイムロスしないように試走で決めたラインを丁寧に走っていった。そして最終周回である4周目。負けられないという思いから気合いのアタック！4周目はこの日のレースの中で一番うまく走ることができた。優勝を確信したところで、ミスのないよう丁寧に走りながら、ゴールを目指した。
ゴールにはいつも応援してくれるたくさんの方が待っていてくれて、本当に嬉しかった。調子が悪くキレのない走りのレースだったが、最後まで集中力を切らさずに走り、勝つことができた。自分の思うようにように走れない中でも目標を達成できたことは自信になった。次こそは、自分の理想の走りで優勝できるように、これからも練習を頑張っていきます。たくさんの応援ありがとうございました。
前田選手のレポート：初めての全日本選手権。普段と違い、朝から緊張していた。スタートは9時。久々の朝一番のレースで少しは涼しいかと思ったが、日差しが強く、とても暑かった。かけ水、水分補給を怠るとすぐ熱中症になることが予想された。今回、ジュニアの出走は11人。僕は最前列に並ぶことができた。そして号砲。得意のスタートダッシュで一気にとび出す。予定がスタートでクリートのキャッチをミスしてしまい、いきなり出遅れる。だが、その後のダッシュで先頭まで行くことができ、そのまま最初のシングルに入ることができた。その後の登りでチームメイトの沢田選手にパスされるが、調子がよかったためか意外と差が広がらなかった。それでも差は少しずつ開いていき、ラストでペースダウンしてしまい、一気に差が開いてしまった。そのまま単独2位でのゴールとなった。脚攣りもなく、登りも下りも今までで一番良い走りができた。3位に大きく差をつけてのゴール、チームで1、2フィニッシュを決めることができてよかった。ただ、来年は一番高いところに乗りたいと思った。
XC エリート15位 山口孝徳（HARO/ENDLESS/ProRide）
山口選手のレポート：2011年の全日本は素晴らしかった。ジュニアチームのワンツーフィニッシュが何よりも嬉しかった。スタートで前田選手がトップに躍り出て、それを沢田選手が追う形で集団からエスケープに成功。その後、一周目の中盤から沢田選手が首位に立つとそのままラップを重ねる展開になった。前田選手は持ち前のスプリントに持久力に磨きがかかり、トップとの差を詰めていく場面が頼もしかった。3位との差を見るとジュニアカテゴリーを脱している彼らの実力を伸ばすべく、今後も強化を図っていく。
シニア男子の僕の全日本選手権は、体調のサイクルが噛み合わず苦しいレースだった。暑さは気にならなかったが、力が入らない歯がゆいレースだった。この一ヶ月の中で一番良くない走りだったが、不調の理由はみえているので二週間で対策と強化を行い7月31日に開催されるスノーハープ大会に向けて体調を整えて望みたい。スノーハープ大会後は、ジュニア&キッズ選手と合宿を組む。ジュニア選手は8月6日のMTBユース大会に向けて合宿を積み上げ、キッズ選手は全国小・中学生大会にむけて強化を図る。シリーズ戦、強化合宿、ユー ス&全国大会と続くので、引き続き熱い応援をお願いします。
YouTube www.youtube.com/watch?v=CyWpDxQReAI
山口選手のレポート：2011年の全日本は素晴らしかった。ジュニアチームのワンツーフィニッシュが何よりも嬉しかった。スタートで前田選手がトップに躍り出て、それを沢田選手が追う形で集団からエスケープに成功。その後、一周目の中盤から沢田選手が首位に立つとそのままラップを重ねる展開になった。前田選手は持ち前のスプリントに持久力に磨きがかかり、トップとの差を詰めていく場面が頼もしかった。3位との差を見るとジュニアカテゴリーを脱している彼らの実力を伸ばすべく、今後も強化を図っていく。
シニア男子の僕の全日本選手権は、体調のサイクルが噛み合わず苦しいレースだった。暑さは気にならなかったが、力が入らない歯がゆいレースだった。この一ヶ月の中で一番良くない走りだったが、不調の理由はみえているので二週間で対策と強化を行い7月31日に開催されるスノーハープ大会に向けて体調を整えて望みたい。スノーハープ大会後は、ジュニア&キッズ選手と合宿を組む。ジュニア選手は8月6日のMTBユース大会に向けて合宿を積み上げ、キッズ選手は全国小・中学生大会にむけて強化を図る。シリーズ戦、強化合宿、ユー ス&全国大会と続くので、引き続き熱い応援をお願いします。
YouTube www.youtube.com/watch?v=CyWpDxQReAI
