ニュース

ウィリエール110周年モデルZero6(ゼロセーイ)登場。Zero7(ゼロセッテ)の後を継ぐ軽量モデル

新製品
近年、ブランド力をつけてきているイタリアンブランド「ウィリエール トリエスティーナ(以下ウィリエール)」。2016年は同社が創立して110周年を迎える。それを記念して登場したのはZero.6(ゼロセーイ)。ウィリエールのトップレンジの一角をなす現行Zero.7(ゼロセッテ)よりも、さらに軽くなったモデルである。フレーム重量が680g、フォークは335gに仕上がっている。

Zero.7を開発・発表した2年前に、既にZero.6の原型である600g台のフレームは出来あがっていた。だが当時のものは性能に納得できず、一度お蔵入りになった。そのフレームを2016年三菱レイヨンの新しい素材を手にし、ついに世に出すことができたのだ。
 

Zero.6はシルエットこそほぼZero.7と同じだが、全く新しい金型を使用している。わずかな軽量化のために、ウィリエールのハイエンドのアイコンであったBB386EVOをやめ、プレスフィット方式に変更。

素材には三菱レイヨンの最新のピッチ系カーボン繊維とパン系カーボン繊維を用い、フレーム重量100g、フォーク重量25gの軽量化を達成。三菱のピッチ系カーボン繊維は三菱ダイアリードカーボンという高弾性素材で、ウィリエール史上最高の65tを採用している。また、パン系カーボン繊維は三菱パイロフィルカーボンという高張力・高弾性素材のパイロフィルMR70という素材で、2014年1月に発表された最新のカーボン繊維。その数値はわずかではあるがが東レのT1100Gを上回る素材とのこと。カーボンフレームの製作工程も見直し、ウィリエールの追い求めた超軽量・高性能でありながら、必要十分な耐久性を持ったZero.6が完成した。

素材:三菱ダイアリード65Tカーボン+60Tカーボン+三菱パイロフィルMR70カーボン+SEIフィルム+EPS
フレーム重量:680g
フォーク重量:335g

問:ウィリエール・トリエスティーナ http://www.wilier.jp/