ニュース

女子自転車レースチーム「Ready Go JAPAN」が女子シクロクロスチームに活動を転換。3月、チーム加入試験を実施

レース
「Ready Go JAPAN 女子自転車レースチーム」は、2009年に日本国内に女子ロードレースチームが皆無な状況を受けて、女子選手だけを集めたロードレース中心チームとして NPO 法人サイクリスト国際交流協会(本部:千葉県成田市/会長:須藤むつみ)が運営する「Ready Go JAPAN プロジェクト」として誕生。 女子自転車レースチームのパイオニアと言える。

そして2017年、チームは大きく舵を取り、シクロクロスで地元の千葉県成田市から世界を目指す。

Ready Go JAPAN はこれまでもチーム内にシクロクロス班を設置してシクロクロスに注力。シクロクロスは、ロードレースのオフシーズンのトレーニングとして欧州で始まった競技。 砂地、泥地、急坂を走破、あるときは自転車を担いで障害物を乗り越え闘うレースで、その大らかさや総合格闘技的な面白さなどからアメリカやオセアニア、アジアでも人気が高く、ここ数年は日本でも多くのファンや競技者の注目を集めている。 

シクロクロス練習で得られるスキルやノウハウはロードなど他種目への競技力向上につながる自転車を安全に走らせる基礎となり、自転車文化発展への貢献を掲げるチームの存立主旨にも合致。チーム設立から2017年で9年となり、今後の進むべき道を議論する中で、このシクロクロスの持つ可能性に着目した。Ready Go JAPAN は新たな挑戦、飛躍を目指す。


 

2017年チーム体制

・チーム名:Ready Go JAPAN 女子シクロクロスチーム
(英表記:Ready Go JAPAN Women Cyclocross Team)
※チーム運営は昨年までのとおり、NPO 法人サイクリスト国際交流協会がチーム事務局を運営する。

・2016-2017シーズンにおいては試験的に「Ready Go JAPAN チーム・シクロクロス班」として、須藤むつみ、伊藤千紘、吉岡梨沙、高橋吹歌の4選手が活動。

2000年・全日本シクロクロス選手権チャンピオンの須藤むつみがチーム監督に就任し選手の育成にあたるとともに、自らも引き続き現役レーサーとして勝利を目指す。またプロ化など長期的な課題、 商業レース開催による地域振興など、新たな取り組みにも挑戦する。3月に実施する「RGJ トライアウト」も、今回はシクロクロス競技の適性により選考を行う。

 

加入テスト「トライアウト」2017年3月に実施

実施日:2017年 3月 25日(土) 
実施場所:茨城県取手市近郊(受験申込をした選手には詳細な場所や集合時間を追って連絡します) 
実施種目:シクロクロス模擬レース、およびスキルテスト

募集人数:若干名
応募資格:
1.体力に自身のある心身ともに健康な、関東在住・在勤の 1997 年生まれ以前の女性 
※目安として 20 歳以上の方(年齢の上限は設けません) 

2.自転車走行の経験があり、自身のレース用自転車を所持していること。 
※受験の際に使用する自転車はシクロクロスレース出走に耐えられるものをご用意ください。 (車種や装備など、ご不明な点はお気軽にお問合せください)

なお所属条件については以下の 2 つを選べます。
<通年契約の条件>
※1 月 1 日から 12 月 31 日まで 1 年契約の選手 
・シクロクロスメインのチーム員として募集(ロード他の出場でも RGJ)
・JCX シリーズ 8 レース以上、AJOCC レース 4 レース以上、および UCI レース参戦が条件 
・L2 からスタートする場合は、2017-2018 シーズン終了までに L1 に昇格すること

<CX のみ契約の条件>
※9 月 1 日から 3 月 31 日まで 7 か月契約の選手 
・シクロクロスのみのチーム員として募集(カテゴリーL1 選手のみ募集)
・ロードなど契約期間以外での出場の場合は、他チームの所属を認める
・JCX シリーズ 8 レース以上、AJOCC レース 4 レース以上、および UCI レース参戦が条件
・受験当日の用意などについて

シクロクロス走行のできる自転車及びヘルメット等の用意をお願いします。

応募方法:応募用紙を事務局から取り寄せ、必要事項を記入して事務局に郵送ください。 
応募締切:3 月 20 日(月)までに事務局到着
受験費用:500 円(トライアウト当日にお支払ください)
問・Ready Go JAPAN チーム事務局(トライアウト担当:須藤)
m-sudou@jbrain.or.jp
http://www.jbrain.or.jp/rgj



NPO 法人サイクリスト国際交流協会会長・須藤むつみのコメント:
日本国内、特に関東地方でのシクロクロスの盛り上がりに平行して、男子選手だけでなく女子選手の参加も増加。現状は他種目で活躍する選手も「シクロクロスにチャレンジしたい!」と希望し、私たちの企画するシクロクロス練習に参加するようになりました。「女子選手を専門に支援できるチーム」がないのです。じつに、私たちが9年前にロードレースチームとして「Ready Go JAPAN」を設立した時と同じような状況が、現在のシクロクロス界で起こっていたのです。

何よりも私たちには昨年まで8年間、女子だけのチームを運営してきたノウハウがあります。もともと、チーム代表の須藤むつみとチーム監督の須藤大輔が、関東地方のシクロクロスの空白期間を埋 めるために、埼玉県秩父市において通称「ちちフェス」として 13年間にわたりシクロクロスレースを企画・開催していた経緯もあります。シクロクロスの黎明期からレース活動を行っているチームスタッフ もいます。そう、Ready Go JAPAN の変化は時代の要請であり、我々はそれができるチームなのです!