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「琵琶湖サイクリストの聖地」碑が誕生
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2017.04.07
「琵琶湖サイクリストの聖地」碑除幕記念のビワイチ・サイクリングが4月6日、第二なぎさ公園(滋賀県守山市)で開催。記念碑のモデルとなった田中セシルさんをはじめ、滋賀県の池永肇恵副知事やジャイアント中村晃社長、守山市の宮本和宏市長らが登壇した。
この日、除幕式の会場に現れたのは、滋賀県の女性サイクリストやリブジャイアントの女性スタッフで構成される「Livエンジェル」と女性ばかり。「初級者や女性でも安心して走れるのがビワイチの魅力」と胸を張るのは、ビワイチの周知に一際力を入れて取り組んできた宮本市長だ。
幕が下ろされると琵琶湖をバックにした真新しい像が姿を現した。記念碑はセシルさんが自転車とともに脚を大きく上げているもの。初めて琵琶湖を走った時、あまりにも気持ち良くてとったポーズだという。周りには円を描いて舗装路が作られているため、ビワイチのコースから自転車でそのまま入って、記念碑を見ながら一周し、またコースに戻ることができる。
式典終了後は近江八幡までビワイチ・サイクリング。橋があるところが少し緩い起伏になるもののほとんどがフラットなコース。大きな琵琶湖沿いをゆったりと走れるだけでなく、藤ヶ崎龍神や近江八幡周辺の情緒ある町並みなど見どころも満載。
幼少のとき以来、自転車に乗っておらず今回のイベントをきっかけに自転車に挑戦した池永副知事は「この日のために自転車の練習を積み重ねました。本当に初心者の私でも15kmを走ることができ、美しい琵琶湖の景色や走ることの気持ちよさを体感できた。ぜひ多くの人に訪れてもらいたい」と笑う。
ゴール地点となる、たねやグループラコリーナ近江八幡は世界的にも有名なお菓子の発信拠点だ。社員の7割が女性というたねやグループは女性らしい気遣い溢れる店舗になっている。女性陣たちは走った後、絶品のバームクーヘンを食べることができ、とても幸せそうな表情となった。
今回2回目のビワイチとなったセシルさんは「前回よりも余裕をもって走れました。琵琶湖の景色、鳥のさえずりも聞けてすごく気持ちよかったです」と大満足。銅像と同じポーズはどうすればできるようになる? という問いには「脚と腰を柔らかくする柔軟体操が大切。何度も練習することも大事ですが片脚だけでなく両脚を上げてバランスよくきたえてください」とアドバイス。
これから自転車シーズン到来に合わせてますます盛り上がるビワイチ・サイクリング。ぜひ一度、その魅力を体感してみてほしい。